- 河川によって運ばれてきた土砂が,海や湖沼の河口やその周辺に堆積して形成された土地の一形態に「三角州:Delta」と呼ばれる地形があります。
- 三角州には,河川が運んでくる土砂の量と,沿岸流などによる流出?量によって,大きく形が変わります。 以下に,その種類を示します。
① 鳥趾(ちょうし)状三角州 : 内湾や湖などで遠浅で弱い沿岸流の所に,比較的大きな河川が流れ込んでいる場合に形成されやすいようです。
河口近くには,「網状流」が発達していることが多く,それが鳥の足に似ていることから名づけられたそうです。
② 円弧状三角州 : 内湾などですが若干水深のある海底の所に,比較的大きな河川が流れ込んでいる場合に形成されやすいようです。
扇状地のように,大洪水が押し寄せてくるたびに「河道」が変遷することによって形成されます。
③ 尖状三角州 : 水深が深かったり激しい沿岸流によって,運ばれてきた土砂が河口から持ち去られるような場合に形成されます。
なお,太平洋や日本海に直接流れ込んでいる大河の河口は,尖状を形成することもできないくらい 持ち去られる量が多いので,直線状の
海岸線となっていることが多いような気がします。
④ 三角江三角州 : 入江などで遠浅で弱い沿岸流の所に,比較的大きな河川が流れ込んでいる場合に形成されやすいようです。
⑤ 扇状地状三角州 :日本では,急峻な山が海(湖)岸近くまで迫っていることが多く,このような場合では洪水時に砂礫が直接海(湖)まで
運ばれます。 こうして「扇状地」と「三角州」の両方の特徴を持つ地形が形成されることがあります。
|