海岸地形について(Coastal Terrain)
火山地形とその種類
  • 海岸地形の種類
  • ┣岩石海岸: 海食崖や磯で形成されている海岸で,海岸線が長く続く場合は,大きな川の河口が近くに無いからです。
  • ┣砂浜海岸: 近くに大きな川の河口があって,大雨の時に大量の土砂を運んでくるので,砂浜が発達するのです。
  • ┣断層性海岸: 断層崖や撓曲崖が直接海岸線となっている場所です。 中央構造線の他には,あまり該当する場所は無さそうです。
  • ┗火山性海岸: 活火山が直接海に接している海岸です。 知床半島のほかに伊豆諸島や五島列島などの火山島が該当します。
  • 海岸地形と海成段丘
  • ┣海成段丘: かつての海底や海食崖が離水してできる階段状の地形です。
    ┃ 主な理由は大地の隆起ですが,高さが低いものは「氷河性海面変動(海面上昇時に形成される)」によるものもあります。
    ┃ 一般的に海成段丘のある海岸はリアス海岸(沈水海岸)ではありませんが,最終氷期後の海面上昇によって海成段丘を伴うリアス海岸が
    ┃ 形成されることもあります。
  • ┗非海成段丘: 海面が上昇するか台地が沈降すると,河谷に沿って海水が侵入して入江の多い海岸(リアス海岸)となります。
      元々の谷の勾配が緩いほど入江は細長くなり,島(かつての尾根の頭)も増える傾向があります。
      長期にわたって大地が沈降すると,海成段丘は形成されませんが,海面上昇時にできた海成段丘が海中に移動している場合があります。
海岸地形の分布(概略図)

本図は 貝塚 爽平著『空からみる日本の地形』(岩波書店,1983年6月)を参考にして,事務局が作成した概略図です。
本サイトにおける主な「岩石海岸」のページ


北海道:積丹岬付近


岩手県:三陸海岸(北部)


石川県:能登半島猿山岬付近


高知県:沖の島・朝碆崎付近

本サイトにおける主な「砂浜海岸」のページ


青森県:屏風山砂丘


千葉県:九十九里海岸


鳥取県:鳥取砂丘


福岡県:魚鱗状干拓地

本サイトにおける主な「断層性・火山性海岸」のページ


兵庫県:論鶴羽山地の断層崖


愛媛県:佐田岬半島の直線状海岸線


北海道:知床五湖


長崎県:福江火山群

本サイトにおける主な「海成段丘を伴う海岸(隆起傾向)」のページ


北海道:オホーツク海沿岸


青森県:舮作崎付近


神奈川県:城ヶ島の海成段丘


高知県:室戸岬の海成段丘

本サイトにおける主な「海成段丘を伴なわない海岸(沈降傾向)」のページ


宮城県:牡鹿半島(リアス海岸)


島根県:島根半島の北側海岸


愛媛県:由良半島(リアス海岸)


長崎県:多島海の九十九島

【引用情報と参考情報】

【引用情報】

【参考情報】

  • 貝塚 爽平: 空からみる日本の地形,岩波書店,1983年6月