| 千葉県:九十九里海岸 |
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| 地形の特徴 |
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砂丘,砂丘間低地,沖積低地,浜提,海岸侵食 |
| 地形と地質の三次元イメージ : 九十九里 |
‼マウスオーバー‼ 地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。![]() 「九十九里海岸」は,南端のいすみ市から北端の旭市まで繋がる砂浜で,長さは約60kmあります。 海岸とそれに続く「九十九里浜低地」を合わせた土地の最大幅も約10kmと,日本最大級の広さがあります。 20万分のシームレス地質図によると,その低地の大半が「海岸・砂丘堆積物」となっており,具体的には「浜提・砂丘」と評価されています。 ただし,砂丘と砂丘間低地(河川堆積物)との標高差は10mも無いため,宅地や農地として利用されています。 「鳥取砂丘」のようなイメージではありません。 近年,九十九里浜に持ち上がっている最大の問題は「砂浜が消える」です。 砂の供給が途絶えつつあるようです。 |
| 【空中写真】 九十九里海岸 |
![]() いすみ市の上空を,羽田空港に向かう途中で撮影しました。 「太東崎」を含む茂原市付近から房総半島南部にかけてを「房総丘陵」と言い,その基盤は「上総層群」です。 一方,茂原市付近から犬吠埼にかけては「下総台地」と言い,その基盤は「下総層群」です。 |
![]() 千葉市と東金市(画像中央)のほぼ中間の上空を,羽田空港に向かって飛行している時に撮影しました。 画像右下の大団地は,大網白里市の「みどりが丘」です。 大網駅までバスを利用し,その後は外房線で千葉や東京に出るのでしょうか? |
| 標高段彩図と地質の三次元イメージ : 九十九里海岸(飯岡漁港~新川近傍) |
‼マウスオーバー‼ 地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。![]() シームレス地質図によると,手前の「新川(匝瑳市)」付近は,ほぼ一面の「砂丘」が広がっています。 一方,奥の「旭市」域には,5列以上の「砂丘間低地」が存在します。 風の仕業なのか,堆積した砂の性質(粒径や地質)のせいなのか,全くわかりませんが,面白い現象です。 この付近には,「T字型突堤」など多くの突堤が建設されましたが,「平塚(2006年)」によると,海岸の浸食防止効果はほぼ無かったようです。 |
| 標高段彩図と地質の三次元イメージ : 九十九里海岸(新川~栗山川) |
‼マウスオーバー‼ 地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。![]() シームレス地質図によると,「栗山川」の右岸側には,標高1m以下の「沖積低地」が広く分布しています。 この沖積低地は,「2011年東北地方太平洋沖地震」による津波・浸水被害のあった地域です。 この面から,砂丘は津波や高潮からの被害を防いでくれることが理解できます。 海岸の近くには,最前列の「砂丘列」あるいは「浜提」が延々と繋がっています。 人工的な防潮堤かもしれません。 「栗山川」の左岸側(横芝光町)には,一面の砂丘が広がっており,手前側との差異が際立っています。 |
| 標高段彩図と地質の三次元イメージ : 九十九里海岸(栗山川付近~作田川付近) |
‼マウスオーバー‼ 地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。![]() 「栗山川」の南側では,「沖積低地」である「砂丘間低地」と「砂丘」とが交互に出現するようになります。 砂丘間低地は相対的に標高が低いため,川に繋がっているような場合では,津波や高潮に備える必要があります。 九十九里浜のほぼ中央の「作田川」の河口に作られた「片貝漁港」には,長く伸びている2本の防波堤が存在します。 この防波堤によって沿岸流に変化が出てしまい,山武市(向こう)側の浜に砂が溜まってしまったそうです。 防波堤が無ければ,九十九里町(手前)側の砂浜は,痩せなくて済んだのかもしれません |
| 標高段彩図と地質の三次元イメージ : 九十九里海岸(作田川付近~南白亀川付近) |
‼マウスオーバー‼ 地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。![]() 「作田川」から「南白亀川(なばきがわ)」にかけても,「砂丘」と「砂丘間低地」が交互に分布しています。 特に南白亀川の場合,「氾濫原」と思われる低地が広がっていることが特徴です。 砂丘には住宅地が,低地には農地が広がっているのは,水田の水理と共に洪水時の備えでもあるようです。 |
| 標高段彩図と地質の三次元イメージ : 九十九里海岸(南白亀川付近~東浪見町付近) |
‼マウスオーバー‼ 地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。![]() 「九十九里浜」の南端部です。 背後は,「上総層群」の砂層などの「上総(房総)丘陵」です。 上総層群の海食崖から運ばれた砂が,九十九里浜の南側を作ったと考えられています。 しかし現在,これらの海食崖には防波堤などの護岸が設置され,崖の侵食は止まりましたが,九十九里浜への砂の供給は停止しました。 なお,1年遅れで実施された「2020 東京オリンピック」のサーフィン会場は,突堤と突堤の間の浜辺でした。 |
| 【引用情報と参考情報】 |
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【引用情報】
【参考情報】
【お断り】
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