膨大な時間の経過を知る 類型:人間
  双子岩(ふたごいわ) 秋田県男鹿市
【奇岩の写真】

双子岩 遠景。

双子岩 近景。 左遠くは 帆掛島。
【謂われ,特徴,エピソード等】
  • 双子岩は,その名のとおり,よく似た岩が二つ並んでいます。
  • この岩には,岩脈と岩床という2種類のマグマの通り道があり,この両者を同時に観察することができる,男鹿半島唯一の場所です。
  • その為,「目で見る」ことに加え,ガイドの話を通して「当時の火山活動の様子を頭で見る」ことを楽しむことができるポイントです。
  • その意味で,双子岩は地学教育に,極めて有用で貴重な岩石です。
【地形と地質の三次元イメージ】
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「5万分の1地質図幅『戸賀及び船川(第2版)』(出典,下記)」を表示します。

【奇岩周辺の地形と地質】

  • 「男鹿半島」南東端の「潮瀬崎」には,「006,双子岩」など5個?の奇岩が集中しています。
  • 潮瀬崎の地質は,古第三紀後期始新世~前期漸新世」と言う,およそ3,000万年前の海底火山の噴火による,水中の「火山礫凝灰岩(潮瀬ノ岬砂礫岩)」です。
  • その後,大地が隆起したため,頂上部分が日本海の荒波によってほぼ平らに削られてできた「隆起波食棚」となっています。
  • 「双子岩」は,貫入岩(B)ですが,5万分の1地質図では記載がありません。 巨大な「転石」と評価されたのかもしれません。

【奇岩の特徴】

  • 専門的には「岩脈」や「岩床」と呼ばれるこの岩は「粗粒玄武岩」と言い,貫入したのは新生代新第三紀中新世(約2000万年前頃)です。
  • 周囲の「火山礫凝灰岩(下記)」が堆積してから1000万年後に,地下から新たに上昇した玄武岩質のマグマが,その中に貫入したのです。
  • 膨大な時間を経ても今なお地層として残されている記録から,地球の営みのスケールの大きさを感じることができます
  • 双子岩では,火山礫凝灰岩に貫入した岩脈や岩床を観察することができます
  • 「岩脈」とは,地下から上がってきたマグマが,もともとあった岩層を高角度で貫いて地表には噴出せずに固まったものを言います。
  • これに対して,水平に低い角度で貫入しているものは「岩床」と呼ばれます。
【引用情報,お断りなど】
【引用情報】
【参考情報】
【お断り】
  • 奇岩の位置については,地図検索のページをご覧ください。
  • 旧版において掲載していた「周辺のジオサイトや観光地」と「交通概況」については,情報が陳腐化してきたことから削除しました。 メジャーな検索サイトのご利用をお願いします。
【奇岩の位置座標】

座標データ: 139.756855 : 39.8585371
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