北海道:有珠火山の岩屑なだれと流れ山群
地形の特徴

有珠山,山体崩壊,岩屑なだれ,流れ山

地形と地質の三次元イメージ:岩屑なだれと流れ山群
地図上で1回クリックすると,産総研・地質調査総合センターの「2.5万分の1 有珠火山地質図(出典,下記)」を表示します。 ダブルクリックで元に戻ります。

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  • 「古洞爺火山?」は,新生代第四紀後期更新世(約11万年前頃)に,大量の「流紋岩質」の「大規模火砕流」を噴出した結果,火山本体の部分が大陥没を起こし,直径が10kmのほぼ円形の「洞爺湖カルデラ」が形成されました。
  • 「有珠山(大有珠,小有珠や有珠新山などの集合体)」や「昭和新山」は,更新世の終わり頃から完新世の始め頃に,その洞爺カルデラの南壁で活動を開始して「成層火山」を形成しました。
  • 有珠山では7千年前~8千年前に「山体崩壊」が発生し,崩壊によって生じた「善光寺岩屑なだれ(Zdなど)」は,南東方向の斜面を流れ下って海岸線にまで達しました。
  • 岩屑なだれ堆積物によって,「有珠湾」,「アルトリ岬」や「エントモ岬」などの地形が形成されました。
  • その後に活動した噴出物によって,山頂付近の崩壊地形は覆われてしまいました。
地形と地質の三次元イメージ : 有珠山東斜面と昭和新山
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  • 有珠山の北側から東側の斜面は「有珠外輪山溶岩(Sm)」の流れて固まった跡がそのまま残されています。
  • その後の火山活動では,その溶岩流を覆い尽くすような巨大な噴火は起きなかったからです。
  • しかし,1943~1945年に掛けて有珠山の東側斜面で,「溶岩ドーム」が地中からせりあがってきて直径200m程の丘ができました。 「昭和新山」です。
地形と地質の三次元イメージ : 有珠山西斜面と新規の噴火口
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  • 有珠山の西側には尾根続きの「西山(643m)」という外輪山があります。
  • 2000年3月31日,その西山の北西斜面の2箇所で火山活動が始まり,2001年9月の完全終息までの間に「65個」の小火口が確認されました。
  • 温泉街や高速道路に近い所での噴火活動は大変珍しく,大噴火ではありませんでしたが,人々の生活面からは恐怖とも言える活動だったと思われます。
  • 「有珠火山」の南西斜面の麓には,有史以前の完新世に活動した「善光寺岩屑なだれ堆積物(Zd)」と「流れ山(Zb,Zp)」が分布しています。
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