サキアブ(山城陸軍病院本部壕)
糸満市山城
「沖縄陸軍病院本部壕跡」 の碑があります。
壕へは右側の木の間から入れます。 撮影:2016年11月。
(左)ガマ(壕)への坑口。
(右)壕の中に安置された墓標。死亡日から,6月23日の牛島中将の
自決後も戦闘が続いていたことがわかります。
壕の抗口です。
ロープが朽ちかけていて,お参りする人が少ないような感じがしました。
正面の奥に,狭くなっている部分があります。
上の拡大写真。
住民や病院関係者は,この奥に逃げ込んでいたのです。
記 事

 元々は,山城集落の避難壕でしたが,後に,沖縄陸軍病院本部として利用されました。

 1945年6月14日の爆撃で病院長が戦死したため,陸軍病院本部は伊原アブチラガマ(第一外科壕)やチブラーアブ(第三外科壕)などに分散されました。

 周辺の道路は未舗装の上,駐車場はありません。
 また,施錠はされていませんが,壕内には照明はありません。

地下壕の概要

・規 模:全長約50m
・形 態:鍾乳洞
・使用者:地域住民,陸軍(野戦病院壕)
・遺 品:
・土 質:琉球石灰岩

関連情報

① 「サキアブ(山城の本部壕)」,沖縄の戦跡ブック『ガマ』,p.101,沖縄県高教組教育資料センター編集,2009年,ISBN978-4-903042-16-9
② 「24 サキアブ・ガンガラー壕,陸軍病院壕 ・山城本部壕」,三和地区ガマ解説 ※壕内の見取り図があります

概略位置
最終編集日:2021年9月3日
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