よく見ると,子どももいるのでは? 類型:人間
  夫婦岩(めおといわ) 北海道上富良野町
【奇岩の写真】

夫婦岩右下の谷間が「安政火口」です。 本ページの写真(2枚)は,「休日の山歩き(閉鎖)」より許諾引用しました。

夫婦岩の近景。左の岩峰の左に小さな岩が見えます。
【謂われ,特徴,エピソード等】
  • 十勝岳の山々において安政火口などの名前を付けた,故会田 久左エ門が「夫婦岩」と名付けたと言われています。
  • 故会田 久左エ門は,十勝岳温泉を開発したことで知られています。
  • 2016年12月現在,この夫婦岩は,全国夫婦岩サミット連絡協議会に参加していない,ある意味貴重な情報です。
【地形と地質の三次元イメージ】
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「3万分の1 十勝岳火山地質図(出典,下記)」を表示します。

【奇岩周辺の地形と地質】

  • 三段山(1748m)は,北からオプタテシケ山,美瑛富士,美瑛岳,十勝岳(2077m),上ホロカメットク山,上富良野岳,富良野岳,前富良野岳や下ホロカメットク山などから構成される「十勝(岳)火山群」に属しています。
  • 十勝火山群は,大きく見て古期,中期,新期の3つの時期に区分されています。
     古期: 新生代新第三紀~第四紀前期(約100万年前); 流紋岩・デイサイト質溶結凝灰岩などの噴出によって,基盤岩が形成されました。
     中期: 第四紀中期(約30万年前)以降; 苦鉄質*安山岩質の成層火山や安山岩質の成層火山が複数噴出しました。
     新期: 約6万年前以降; 十勝岳の安山岩質溶岩円頂丘の形成や新火口ができました。
  • 夫婦岩の周辺から「安政(ヌッカクシ)火口」にかけては,この「三段山火山噴出物」が広く堆積しています。
  • また,安政火口そのものは山体崩壊で生じたものですが,その後の侵食・崩壊により,生成当時よりかなり拡大していると思われます(想像)。

【奇岩の特徴】

  • 夫婦岩は,約7万年前に噴出した「三段山火山」の火道が,その後の侵食に耐えて残ったと考えられています。
【記事,引用情報,お断りなど】
【記事】
  • 「苦鉄質(くてつしつ)」とは,有色鉱物(カンラン石,輝石,角セン石,黒雲母など)を多く含むため,黒っぽい色をした火成岩のことです。
  • 安政(ヌッカクシ)火口の原形は,三段山火山の活動が収まった後の「山体崩壊」によってできました。 その時流れ出した大量の岩屑は,「ヌッカクシ富良野川岩屑なだれ堆積物」として,山腹に堆積しています。
【引用情報】
【参考情報】
【お断り】
  • 奇岩の位置については,地図検索のページをご覧ください。
  • 旧版において掲載していた「周辺のジオサイトや観光地」と「交通概況」については,情報が陳腐化してきたことから削除しました。 メジャーな検索サイトのご利用をお願いします。
【奇岩の位置座標】

座標データ: 142.6650253 : 43.4115382
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