あの弘法大師も乗ったという 類型:伝説
  亀石(かめいし) 高知県土佐清水市
【奇岩の写真】

亀石の遠景。

亀石の近景。
【いわれ,特徴,エピソード等】
  • 足摺七不思議の中に,「亀呼び場」(足摺岬先端)と言うものがあります。
  • 弘法大師・空海が祈祷を行うため,亀呼び場から亀の背中に乗って,現足摺岬灯台前にある「不動岩」に渡ったと言われています。
  • 亀石は,亀呼び場の方向に向いています。
  • 自然にできた造形ですが,椿林の中に立つロックアートと称されています。
  • 亀石の頭に触ると元気が出るという噂から,カップルに人気のパワーストーンとしても知られています。
  • 周辺には,「唐人駄場(とうじんだば)」や「灘の大岩」と言った,自然の巨石が多く存在しています。
【地形と地質の三次元イメージ】


20万分の1 シームレス地質図(出典,下記)

【奇岩周辺の地形と地質】

  • 足摺岬の南西端部は,一見してリアス海岸のようにも見えますが,新第三紀中新世に,地下から貫入してきた「ラパピキ花崗岩(記事参照)」で覆われています。
  • この花崗岩類は水による侵食に弱いため,太平洋の荒波によって削られて,海食崖,海食洞や数多くの岩礁が生まれました。

【奇岩の特徴】

  • 亀石は,このラパピキ花崗岩が自然に風化する過程で,このような形になったと考えられています。
  • コア・ストーンだったのかもしれません。
【記事,引用情報,お断りなど】
【記事】
  • 足摺岬の先端に分布する花崗岩類は「ラパピキ花崗岩」と呼ばれており,これは世界的にも極めて珍しい花崗岩です。
  • ラパピキ花崗岩は,白っぽい斜長石が薄いオレンジ色などのアルカリ長石を取り囲んでいる花崗岩なのですが,極めて風化されやすいという特徴があります。
  • 「ラパ」は,フィンランド語で「脆い」という意味で,「 ピキ」は同じく「石」という意味です。
  • ラパピキ花崗岩は,北欧~ロシアのユーラシア大陸西部や北米大陸に広く分布しており,その生成年代は10億年をはるかに超えています。
  • しかし,足摺岬のラパピキ花崗岩は,新生代新第三紀中新世・中期(約1400万年前頃),という極めて新しいのが特徴です。
【引用情報】
【参考情報】
【お断り】
  • 奇岩の位置については,地図検索のページをご覧ください。
  • 旧版において掲載していた「周辺のジオサイトや観光地」と「交通概況」については,情報が陳腐化してきたことから削除しました。 メジャーな検索サイトのご利用をお願いします。
【奇岩の位置座標】

座標データ: 133.0183861 : 32.7245734