高知県:足摺半島と足摺岬
地形の特徴

海成段丘(海岸段丘) ,海食崖,波食棚

地形と地質の三次元イメージ : 足摺半島と足摺岬
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。

「足摺半島」には,周囲をぐるりと取り巻くように「海成段丘」が発達しています。
ただし,東海岸の「稲荷崎」付近などを除いて,段丘の幅は比較的狭く,崖錐などによって被覆されているところもある,という情報があります。
段丘面の標高は,半島の先端に向かう程高くなる傾向にある,という報告があるので,かつて大地が隆起した量は,岬の先端程大きかったと思われます。
足摺半島の地質は,足摺岬付近の半島先端部は「ラパピキ花崗岩(記事参照)」などが分布しています。
一方,半島の半ばから基部にかけては「海底地すべり」などによる堆積物が固化した岩石が広く分布しています。
地形の三次元イメージ : 足摺岬

土佐湾側です。 「段丘崖(海食崖)」直下の浜辺は大小の礫で埋まっていて,剥き出しの「岩石海岸」ではなさそうです。
「足摺半島」の先端は,新生代新第三紀の「ラパピキ花崗岩」で覆われているためか,山の形がなだらかなのが特徴です。

足摺岬の南西端部は,一見してリアス海岸のようにも見えますが,地下から貫入してきた「ラパピキ花崗岩類」の北半分で覆われています。
この花崗岩類は水による侵食に弱いため,太平洋の荒波によって削られて,現在の地形になったものでしょう。
【空中写真】 足摺半島と同岬

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【記事,引用情報と参考情報】

【記事】

  • 足摺岬の先端に分布する花崗岩類は「ラパピキ花崗岩」と呼ばれており,これは世界的にも極めて珍しい花崗岩なのです。
  • ラパピキ花崗岩は,白っぽい斜長石が薄いオレンジ色などのアルカリ長石を取り囲んでいる花崗岩のことですが,極めて風化されやすいのが特徴です。
  • 「ラパ」は,フィンランド語で「脆い」という意味で,「 ピキ」は同じく「石」という意味です。
  • ラパピキ花崗岩は,北欧~ロシアのユーラシア大陸西部や北米大陸に広く分布しており,その生成年代は10億年をはるかに超えています。
  • しかし,足摺岬の花崗岩類は,新生代新第三紀中新世後期(約1400万年前)頃,という極めて新しいのが特徴です。

【引用情報】

【参考情報】

【お断り】