まさに太刀を掛けた形の 類型:伝説
  弁慶の刀掛岩(べんけいのかたなかけいわ) 北海道岩内町
【奇岩の写真】

 寿都町磯谷町の国道229号からの刀掛岩。遠くは積丹半島。

 カスペの岬越しの刀掛岩。 岩内町 敷島内,国道229号(カスペトンネル~弁慶トンネル間)。
【謂われ,特徴,エピソード等】
  • 北海道後志支庁管内の岩内町と蘭越町の境界に位置する雷電海岸は,日本海の荒波が作り出した荒々しい断崖絶壁や奇岩が連続する所ですが,その中でも「弁慶の刀掛岩」は第一級の奇岩と言えるでしょう。
  • 奇岩名の由来は源義経伝説にあります。
  • すなわち,源義経が奥州平泉の衣川の合戦に敗れた後,難を逃れてこの地へやって来ました。
  • 途中の雷電岬で休息を取った際に,腰の刀が邪魔になった弁慶は,自慢の力で岬の岩をひねって太刀を掛け・・・・・,というものです。
  • 一説によると,釣りをした時に太刀を掛けた,とも伝わっています。
  • 1996年2月に発生した豊浜トンネル事故を契機に,それまで海岸を縫うように通っていた雷電海岸の国道229号も,長大トンネルが連続する別線ルートに生まれ変わってしまいました。
  • 弁慶の刀掛岩を間近に望む絶景ポイントがなくなってしまったのは残念ですが,交通安全の見地からはやむを得ないことでしょう。
【地形と地質の三次元イメージ】
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「5万分の1地質図幅『島古丹』(出典,下記)」を表示します。

岩内町と蘭越町の境界に位置する「雷電海岸」の地質は,新第三紀の溶岩や火山砕屑岩類(火砕岩)です。
噴出した当時から日本海に接していたためか,波浪による侵食(海食)にさらされ,現在では比高150m以上の断崖絶壁(海食崖)となっています。
  • 周辺の地質は,新第三紀の「火山砕屑岩類」からなり,「火山角礫岩」や「凝灰角礫岩」が数mの層厚で互層状に堆積しています。
  • 層理面は,いずれの斜面も山側に傾斜した受け盤構造となっています。
  • 冬期には岩盤の亀裂に溜まっている水が凍結して膨張し,結果的に亀裂を大きくする作用があることから,融雪期以後は落石が多く発生する傾向があります。
  • 上記,豊浜トンネルの地質も,ここ雷電海岸とほぼ同じです。
【引用情報,お断りなど】
【引用情報】
【参考情報】
  • 日本の地形千景プラス > 雷電海岸の海食崖 [波浪による侵食(海食)にさらされ,現在では比高150m以上の断崖絶壁(海食崖),・・・・]
【お断り】
  • 奇岩の位置については,地図検索のページをご覧ください。
  • 旧版において掲載していた「周辺のジオサイトや観光地」と「交通概況」については,情報が陳腐化してきたことから削除しました。 メジャーな検索サイトのご利用をお願いします。
【奇岩の位置座標】

座標データ: 140.3903879 : 42.9226819
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