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【奇岩周辺の地形と地質】
- 橋杭岩は,略西北西-東南東の直線状に延びており,「古座川弧状岩脈(熊野コールドロン)」の内外に分布する「流紋岩類貫入岩:Da2層」のそれとほぼ一致しています。
- 従って,橋杭岩の方向性は,橋杭岩周辺だけの特性ではなく,紀伊半島南端部全域にわたるという,大規模な地球物理的な運動の影響を受けているようです。
【奇岩の特徴】
- 串本から大島に向かって,南北におよそ900mにわたり橋脚のような岩塔(橋杭)が直線状に配列しています。
- これらは,およそ1500万年前に地下から上昇したマグマが「熊野層群」に貫入した「流紋岩類(初版では石英斑岩))」の岩脈です。
- 紀伊半島の隆起に伴い,波浪により熊野層群の泥岩や砂岩はどんどん侵食される一方,流紋岩類ははるかに硬いため,所々で浸食,崩壊するものの,周囲から取り残され,橋脚状の岩塔が高くそそり立つようになりました。
- また,橋杭岩に転がっている岩の中には,岩のそそり立つところからかなり遠くの「波食棚」の上にまで転がっているものもあります。
- これらの岩が動くのには秒速4メートル以上の速い流れが必要とされ,この地域で頻繁に襲来する台風から起こる波でなく,過去の大きな津波の時に動かされたと考えられています。
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