長崎県:対州層群と石英斑岩(花崗岩)の貫入(対馬厳原港付近)
地質の特徴

対州層群,石英斑岩

投稿者による写真とその説明 : 対州層群と石英斑岩

厳原港付近の対州層群と石英斑岩(現在では「花崗岩」に分類されています。)

【投稿者:大島 洋志氏】

  • 厳原港の南側防波堤の付け根,久田の東海岸線は,断崖絶壁からなる磯を形成している。
    この断崖には,急傾斜した対州層と層理面に平行に貫入した石英斑岩を観察することができる。
  • 貫入境界部の対州層は熱変質を受けており,厳原付近では熱水変質によって陶磁器原料に最適な状態に陶石,陶土化したものが多いようで,盛んに採掘・出荷されている。
  • 石英斑岩は,対馬の空の玄関口対馬空港に降りたったとき,白嶽(しろたけ:551m,右写真)という名の屹立した白い峰が印象的に目に入るが,この山嶺を形成している地質である。
    この岩は対馬島と長軸方向にほぼ調和した延長20km以上の貫入岩体(といっても厚いところでは幅2kmにも達する)を形成している。

白嶽
地形の三次元イメージ:石英斑岩の貫入岩体[事務局作成]
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 地質図幅『厳原』(出典,下記)」を表示します。

厳原港付近に出現する「石英斑岩(現花崗岩)」は,「岩床・岩脈」と記載されています。 いわゆる「貫入岩」です。
地質図によると,貫入岩の熱によって「対州層群」のかなりの範囲が,「熱変成」を受けているように記載されています。
【記事,引用情報と参考情報】

【記事】

  • 「対州層群」に接する「火成岩」について,産総研・地質調査総合センター発行の「20万分の1 地質図幅『厳原』」では,「石英斑岩(半深成岩)」と記載されています。
  • 一方,その後に発行・公開された「20万分の1 シームレス地質図 V2」では「花崗岩(深成岩)」と記載されています。
  • その理由は,石英斑岩とひん岩という岩石名は,現在「死語」となったためです。 詳しくはこちらをどうぞ

【引用情報】

【参考情報】

【お断り】

  • 本ページは,旧GUPIのウェブサイト「地質情報ポータルサイト」で公開されていた「日本の地質案内」を基にして,事務局が「三次元地形図」,「三次元地質図」や若干の記事などを追加したものです。