鳥取県:浦富海岸の海食洞 |
地形・地質の特徴 |
花崗岩,摂理,リアス海岸,波食棚,海食洞 |
地形と地質の三次元イメージ : |
‼マウスオーバー‼ 地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。 浦富海岸の特徴は,「リアス海岸」,「花崗岩の摂理」と「海食洞」です。 「山陰地質研究会」によると,千貫松島のような海食洞が発達する条件としては, 「波が荒いこと」と「断層や割れ目が多いこと」に加え,「海面直下に岩棚が存在すること」と説明されています。 |
地形の三次元イメージ : 浦富海岸(うらどめかいがん) |
「浦富海岸」は「リアス海岸」です。 波の下の岩棚(波食棚)は,元々は尾根だったところが沈水し,その後波に削られてできた地形でしょう。 例えば,「坊主」と名付けられた「岩礁」がありますが,そこはかつて尾根だったところが,海に沈んだのでしょう。 |
【船上写真】 浦富海岸,海食洞の例 |
鳥取藩城二代藩主の「池田綱清公」が船で島巡りをした際に,「我が庭に、この岩つきの松を移し得た者に銀千貫を与えようぞ」と, 言われたことが「千貫松島」という名称の由来だそうで,視察した1600年代の半ばから現在まで,形は殆ど変わっていないようです。 |
確かに,至るところに「洞窟」が開いています。 地質や亀裂の条件が同じようならば,地形的に波を受けやすい所にある花崗岩のブロックに波の侵食力が集中するのかもしれません。 |
「網代展望台」の東隣にある小さな岬の先端と思われます。 展望台との間には,細長い小島があります。 この岬も,侵食がすすむとやがては小さな島になってしまうかもしれません。 |
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