東京都:八丈島,南原千畳敷の溶岩流
地形・地質の特徴

・玄武岩,溶岩,火山地形

地形の三次元イメージ:八丈富士(西山)と南原千畳敷

西山の基礎を作った火山が数度噴火して直径2km程の火口(カルデラ)を形成し,その後現在の山頂を作った新期火山が噴火した,という説が有力です。
【現場写真】 八丈富士

「八丈富士」です。 山腹の傾斜が急変している場所があります。
専門家の説明によると,かつてその付近でカルデラが発生し,後カルデラ火山活動で現在の山頂が生まれた,とのことです。
【露頭写真】 南原千畳敷

八丈島西岸の「南原千畳敷」は,黒色の「玄武岩溶岩」で覆われています。 地表にある白っぽい岩は,高波で打ち上げられた物かもしれません。

溶岩の流れた方向と広がり具合がよく判ります。

(左)溶岩の窪みに水が溜り,粘土や砂が堆積しましたが,何らかの理由で底が抜けて土砂が流出してしまった,のでしょう。
(右)「八丈富士」から流れて来た溶岩が海と接触した,正にその場所になります。
記事・参考情報など

【記事】
・南原千畳敷を構成する玄武岩溶岩は,産総研の火山地質図によると「千畳敷ステージ溶岩」と言います。
 時代は第四紀・完新世で,今から3千年~1千年前と比較的新しい時代の溶岩です。

・八丈富士(西山)の山頂及び山腹から噴出下したと考えられていますが,山頂付近はより新しい溶岩で覆われているので,具体的な場所は不明のようです。

・具体的な解説については,こちらにアクセスして下さい

【参考情報】
 ・日本の地形千景+α >八丈島(八丈島火山群)
 ・菅 香世子:八丈島火山群の形成過程とその特徴,第四紀研究,第37巻,第1号,pp.59-75.,1998年5月

【お断り】
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