秋田県:鳥海火山,二つの溶岩堤防
地質の特徴

山体崩壊,象潟岩屑なだれ,溶岩流

地形写真:溶岩流

2つの安山岩質の溶岩流が隣り合っているもので,溶岩堤防の高まりが見えます。
 中央部分には流走方向に直角に溶岩じわができています。 くぼみを残雪が埋めているのでシワの様子がわかります。
投稿者による写真の説明や記事など

【投稿者:山元 正継氏】

 およそ2500年前に「東鳥海火山体」が崩壊し,馬蹄形カルデラが形成されました.
 この崩壊物は象潟岩屑なだれとなって,北西山麓や金浦-平沢海岸に到達しました。

 この後,カルデラ底内に幅200-500mの新山溶岩流が幾筋も流れています。

地形の三次元イメージ:象潟岩屑なだれなど[事務局作成]

現在の地形状況なので,「象潟岩屑なだれ」だけを反映しているわけではありません。
事務局による参考情報など

【参考情報】
 ・日本の地形千景 > 鳥海山の山体崩壊と岩屑なだれ

【お断り】
 ・本ページは,旧GUPIのウェブサイト「地質情報ポータルサイト」で公開されていた「日本の地質案内」を そのまま引用掲載 しています。
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