沖縄県:有津川河口(嘉陽層)の環流丘陵
地形の特徴

環流丘陵,穿入蛇行,四万十帯,四万十南帯

地形と地質の三次元イメージ(産総研・1/20万 シームレス地質図)
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。

「有津川」の周辺には,「四万十南帯」に属する「嘉陽層」という,新生代古第三紀(4千万年前後)の地層が分布しています。
嘉陽層を構成する主な岩石は「砂岩」ですが,部分的に「泥岩」が北東~南西方向に延びる帯状に分布しています。
「有津川」は,上流域から中流域にかけて砂岩層を,下流域から河口部にかけて泥岩層を流れています。
そして,泥岩層の場所では「穿入蛇行」が顕著となり,更に,河口部には1箇所の「環流丘陵(推定)」が存在するのです。
標高段彩図の三次元イメージ : 有津川河口の環流丘陵(推定)

「有津川」の「穿入蛇行」の特徴は,100mを超える深い谷を形成していることが,大きな特徴です。
「付加体」が地表に現れたころに有津川が生まれ,土地が隆起する度に谷が深くなっていった,と想像していますが,現段階では想像の産物です。
【記事・引用情報・参考情報】

【記事】

  • 「日本の地形千景プラス」には,「環流丘陵」が130箇所登録されています(2024/07/18)。
  • ところが,沖縄県内では,この「有津川」河口部の1箇所のみとなっており,沖縄県では実に珍しい地形と言えます。
  • 奄美群島なども同様なので,島嶼部では「環流丘陵」の元となる「穿入蛇行」を形成できるような,大流量の河川が存在できないからと想像しています。

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【参考情報】

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