| 地形図と地治水地形分類図の三次元イメージ:大沙川(おおすながわ)と扇状地 |
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- 「大沙川」は,野洲川が形成した広々とした中流域の「谷底平野」の左岸に合流する,流域面積の狭い小さな枝谷です。
- しかし,本図でも河道が異様に盛り上がって見えるほどの「天井川」なのです。 それは,・・・
- 大沙川の源流域の地質は,中生代後期白亜紀の「花崗岩」です。 風化されやすい性質があり,最終的にはほぼ砂と言ってもよい「マサ」に変わります。
- 藤原京,南都七大寺や延暦寺など,京の都で宮殿や大寺の造営が繰り返されたため,田上地域からこの付近の山々は建築用木材の供給源となり続けました。
江戸時代の初めごろにはすっかり「禿山」状態になってしまったそうです。
- 地表がほぼ砂層である禿山のは,保水力など無いに等しいために,一寸した雨によって砂(マサ)が川から平野に流れ出てしまいます。
- 住居や耕作地の安定的確保のために,大沙川に堤防を築いてその河道を固定化すると,大雨の時に流れてくるマサが河床に堆積します。
- 堤防が浅くなったので,河床のマサを使って堤防を嵩上げしました。 次の大水でまたマサが堆積しました。 この繰り返しで天井川となったのです。
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