秋田県:古象潟湖(復元イメージ)
地形の特徴

流れ山,岩石なだれ,山体崩壊,鳥海山,隆起

地形と地質の三次元イメージ(産総研・1/20万 シームレス地質図)
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新生代第四紀完新世(約2.5千年前)に,(東)鳥海山が火山活動に伴う山体崩壊を起こした結果,「象潟岩屑なだれ」が発生しました。
大部分は,「白雪川」沿いに流下しましたが,一部は「古象潟湖」にも達して,後に「九十九島」と言われる無数の小さな島を作りました。
古象潟湖の三次元イメージその1
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1804年7月10日(文化元年6月4日)に発生した「象潟地震」によって,古象潟湖では約2mの隆起があった,と古文書にあります。
これにより,湖の大部分が干上がり,一部は湿地帯となったと思われます。
古象潟湖の三次元イメージその2
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松尾芭蕉がおとずれた「蚶満寺」は,古象潟湖の湖畔に建立されています。 噴火前は,湖面に浮かぶ九十九島を眺められる,絶好のポイントだったでしょう。
「大塩越」のあたりは,陸地(砂丘)であったことがわかっているので,海岸に点在する「流れ山」は「古象潟湖」を超えて到達したことになります。
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