沖縄県:久米島の(元)火山地形 |
地形の特徴 |
(元)火山地形,元火山島, |
地形と地質の三次元イメージ(産総研・1/20万 シームレス地質図) |
‼マウスオーバー‼ 地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図」を表示します。 「久米島」は火山から生まれた島です。 というのは,新生代新第三紀中新世(約600万年前頃)~鮮新世(約350万年前頃)に活動した火山だからです。 「兼城港」から北東に延びる断層を境に,東側には粘性の高い「安山岩類」が分布し,西側は粘性の低い「玄武岩類」が分布しています。 活動を終えてから受けた侵食や風化作用が激しかったので,火山活動直後の火山地形は殆ど失われてしまったと考えられます。 |
地形の三次元イメージ : 推定断層線周辺部 |
「玄武岩」が分布している「宇江城岳」や「比屋定バンタ」などを含む高所一帯は,恐らく最も新しく活動した火山なのでは無いでしょうか(未検証)。 「フサンナ山」などは,恐らく「単成火山」では,と想像しますが,証拠は何もありません。 |
【地上写真】 比屋定バンタからの久米島北海岸~黒石ムイ |
(上)畑の部分は,「琉球石灰岩」を開墾して耕作地にしたものです。 裾礁の幅が狭いのは,島から少し離れる海が深くなっているからでしょう。 (下)「黒石ムイ」の先端には「溶岩層」が存在します。 噴火から数百万年経っているのでかなり風化が進んでいるかもしれません(現地未確認)。 |
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