沖縄県:久米島西海岸の裾礁
地形の特徴

サンゴ礁,裾礁,離水サンゴ礁,礁原

地形と地質の三次元イメージ(産総研・1/20万 シームレス地質図)
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。

「久米島」の地質は,北東半分の標高が約40mより高い場所は,新第三紀中新世の「玄武岩」で,「大岳」を中心とするかつての火山が分布しています。
北東半分の標高約40mより低い場所は,第四紀更新世の「石灰岩」が分布しています。
久米島の南東半分は,新第三紀中新世の「安山岩類」と同年代の「泥岩(海成層)」が分布していますが,石灰岩は分布していません。
地形の三次元イメージ : 久米島西部のサンゴ礁,裾礁(きょしょう)

久米島は,ほぼ全周がサンゴ礁で囲まれています。
その中で,西側のサンゴ礁は,バリアーである離水サンゴ礁(礁嶺)の標高が高い,と言う特徴があります。
これらの特徴から,金城 孝一ほか(2011)によって,「礁嶺-礁池型海岸」と呼ばれる典型的な「裾礁」に区分されました。
【空中写真】 離水サンゴ礁

久米島空港から那覇・沖縄空港へと向かって,離陸した直後に撮影しました。
礁嶺(礁原)には植生があるので,土壌化がかなり進んでいるものと考えられます。
【記事・引用情報・参考情報】

【記事】

  • 離水サンゴ礁である「礁嶺」は,資料によっては「礁原」と表現されている場合もあります。

【引用情報】

【参考情報】

【お断り】