高知県:四万十川中流域の穿入蛇行と環流丘陵
地形の特徴

穿入蛇行,蛇行切断,穿入曲流,環流丘陵

地形と地質の三次元イメージ : 四万十川中流域
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。

「林(2001年)」は,『四万十川中流域の「穿入蛇行」は,四国山地が隆起したためではなく,断層と地層の走向に起因する。』という学説を発表しました。
   確かに,四万十川の中流部は,四万十帯北帯の「砂岩」と「泥岩」の境界を出入りする蛇行を繰り返しながら西流しています。
本図の範囲内において,主な穿入蛇行が7箇所以上と,「環流丘陵」が1箇所存在しています
地形(標高段彩図)の三次元イメージ : 四万十川中流域の環流丘陵と穿入蛇行

四万十川の本流に存在する「大井川(地区)環流丘陵」です。
離水して河岸段丘となった旧河床は,現河川(二つの支流)による侵食が進んでいるので,かなり古い時代に「蛇行切断」が起きたと思われます。
地形(標高段彩図)の三次元イメージ : 四万十川中流域の穿入蛇行

本図の範囲では,蛇行の半径が大きい傾向にあること,本流の河床には岩がむき出しになっていて,
中州などの「河床堆積物」があまり存在しないこと,という特徴があります。
【記事,引用情報と参考情報】

【記事】

  • 穿入蛇行とは,かつて平坦地や準平原などの丘陵地などを自由に蛇行(自由蛇行:曲流)していた川が,大地が隆起して山地に変わったとしても,その河道を変えないで蛇行を続けていることを言います。 いわゆる「先行谷」の一種であると言えるでしょう。
  • 穿入蛇行は,大地が隆起する速度よりも,下刻侵食する速度の方が大きい場合に,しばしば発生します。

【引用情報】

【参考情報】

【お断り】