徳島県:那賀川の環流丘陵
地形の特徴

穿入蛇行,蛇行切断,環流丘陵,河岸段丘(河成段丘)

地形と地質の三次元イメージ : 那珂川中流域の穿入蛇行と環流丘陵(4箇所)
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「那珂川」は,「仏像構造線」と呼ばれる大きな構造線(大断層)に沿うように流れており,その流域は仏像構造線の両側に跨って広がっています。
その両側とも,海洋性プレートの沈み込みに起因する「付加体」ですが,プレートの動きによって大小の断層や褶曲が発生しました。
このような複雑な地層を流れる那珂川には,数多くの「穿入蛇行」が発生しました。
更に,蛇行が成長した後で,那珂川の上流部分が隆起するという傾斜運動が起きたため,「下刻侵食力」が増して蛇行が切断された,と考えられています。
地形の三次元イメージ : 環流丘陵[蔭谷地区,横石地区]
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。事務局が推定した「穿入蛇行時の流路」を表示します。

蔭谷環流丘陵: 那珂川流域で最も早く形成され,早く切断されました。 切断後,「蔭谷川」によって,旧河床は下刻浸食を受けています。
横石環流丘陵: 対岸の「現下原段丘面」の上を流れていた那珂川は,攻撃斜面の影響で河道を「横石地区」を一周する蛇行を行っていました。
地形の三次元イメージ : 環流丘陵[大久保地区,延野(入野)地区]
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大久保環流丘陵: 対岸の「現鎌瀬段丘面」の上を流れていた那珂川は,攻撃斜面の影響で河道を「大久保地区」を一周する蛇行を行っていました。
延野(入野)環流丘陵: 那珂川は,少し上流の「現中雄段丘面」の上から「現下雄段丘面」の上を流れていました。
攻撃斜面の影響によって,古那賀川は「現段所段丘面」の上を流れるようになり,更に「延野」と「入野」を一周する巨大な蛇行が生まれました。
【記事・引用情報・参考情報】

【記事】

  • 仏像構造線の北側は,関東地方から九州地方に分布する,「秩父帯(秩父累層)」と呼ばれている巨大な構造体です。
    古生代~中生代前期白亜紀に,太平洋の海底で堆積した「砂岩,粘板岩,チャート」などで構成されています。
    海洋性プレートの動きに引きずられて日本列島までやってきました(付加帯)。 
  • 構造線の南側は,関東地方から九州地方を経て沖縄本島まで分布する,「四万十帯(四万十累層)」と呼ばれている超巨大な構造体です。
    中生代後期白亜紀に太平洋の海底で堆積した「砂岩,泥岩,チャート」に「玄武岩」などが複雑に絡み合った地層です。 こちらも付加帯です。

【引用情報】

【参考情報】

【お断り】