和歌山県:潮岬の海成段丘
地形の特徴

海成段丘(海岸段丘),隆起波食棚,波食棚,岩石海岸,岩礁,海食崖

地形(標高段彩図)の三次元イメージ : 潮岬

「潮岬」は,いわゆる「岬」ではありません。 現在は「陸繋砂州」によって半島化した元島の全てを示す地名です。
半島の殆どが新第三紀の中新世に,地中深くから上昇してきた「流紋岩の貫入岩」で形成されています。
しかし,遙か昔に海の波で削られて平坦になってしまい,地形上は「海成段丘」と呼ばれています。
「潮岬」には,大きく3つの段丘面に区分されています。 現在,「隆起波食棚」と見なされる面は,「低位段丘面」に該当します。
【現場写真】潮岬

潮の岬観光タワーから「浪ノ浦」越しに出雲地区方面を撮影しました。 画像中央の遠方は「紀伊大島」です。
画像左の電波塔付近の標高は約50mで,本ページの区分部は「中位段丘面」に該当します。
【引用情報と参考情報】

【引用情報】

【参考情報】

【お断り】