秋田県:雄物川の河成段丘,大蛇行と旧河道
地形の特徴

自由蛇行,穿入蛇行,自然堤防,盆地,旧流路,河跡湖

案内用地形の三次元イメージ : 雄物川・玉川合流点から大蛇行まで

「雄物川」の中流から下流域の中で,最も「旧河道」や「河跡湖」が残っているのは,標記の区間だと考えています。
高位・中位・低位と3面に区分される「河成段丘面」のうち,中位と低位の各段丘面に,旧河道と河跡湖が残されているようです。
標高段彩図の三次元イメージ : 対象区間の最上流部
‼マウスオーバー‼    地図上にマウスを乗せてください。地形の三次元イメージを表示します。

標記区間では,「雄物川」の有力支流である「玉川」の右岸部において,広大な「中位段丘面」が広がっており,
そこに振幅の大きな「穿入蛇行」が形成されていたことが,「旧河道」の痕跡から推測されます。
「大浦沼」は,そうした旧河道であった,連続凹地の一部分です。
標高段彩図の三次元イメージ : 対象区間の中間区間
‼マウスオーバー‼    地図上にマウスを乗せてください。地形の三次元イメージを表示します。

「大浦沼」の下流部分にあたります。 イメージの中央に,「低位段丘面」に入り込んだ「穿入蛇行」の跡があり,「環流丘陵」が残されています。
上流区間と中間区間では,主として「雄物川」の右岸に,穿入蛇行とその痕跡である「旧河道」が存在しています。
一方,雄物川が大きく左に蛇行すると,「滑走斜面」側である左岸に,旧河道が移動します。
標高段彩図の三次元イメージ : 対象区間の最下流部
‼マウスオーバー‼    地図上にマウスを乗せてください。地形の三次元イメージを表示します。

「中位段丘面」には,数本の「旧河道」が存在しています。 本イメージでは,気になることが3点存在します。
① 「環流丘陵」を伴う旧河道では,地質時代的に「a➡b➡c」の順に,河道が変遷したと思われます。
② ①の左に存在する2か所の旧河道の上流部分の痕跡がありません。 洪水で消滅した?,耕地整理の工事で消滅した?
③ 「高位段丘面」の一部に旧河道の痕跡らしき「弓型凹地」が存在します。 真偽の検討が望まれます。
「雄物川」の蛇行の白眉,とも言うべき場所ですが,この付近からの下流域には,「旧河道」の痕跡を見つけることは難しくなります。
【空中写真】

直上図の反対側からの空中写真です。 刈り取りの済んだ水田と,これからの水田が混在しています。
【記事,引用情報と参考情報】

【記事】

  • 本ページで紹介した「雄物川」の区間では,左岸にほぼ並行する形で「風隙」と想定される地形が存在します。
    事務局では,雄物川が上流部分を奪い取った(河川争奪)の跡ではないか,と想像していますが,確証はありません。
    詳しくは,下記をご参照ください。

【引用情報】

【参考情報】

【お断り】