神奈川県:秦野盆地の湧水群
地形の特徴

湧水,地下水,天然地下ダム

地形(標高段彩図)と地質の三次元イメージ : 秦野盆地
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。

「丹沢山地」と「渋沢丘陵」に挟まれている「秦野」は,正真正銘の「盆地」であることがわかります。
丹沢山地や「秦野盆地」に降った水の多くは地下水となって,南東に向かってゆっくりと流下します。
一方,「室川」の地下には東西に走る「渋沢断層」が存在し,この断層が「天然の地下ダム」となっていると考えられます。
この断層より北側に「今泉湧水群」が,南側に「渋沢湧水群」が分布しているようです。
地形の三次元イメージ : 今泉湧水群など

秦野盆地の湧水群のうち主なものは,盆地南東側の「室川」~「水無川」の間に集中しています。
これらの地下水の涵養地は,「丹沢山地」の南側斜面と秦野盆地の北部と思われます。
今泉湧水群に関する個々の情報については,以下の『秦野名水マップ』を参照してください。
地形の三次元イメージ : 渋沢湧水群

秦野盆地の湧水群のうち「渋沢丘陵」由来の湧水は,渋沢駅の南側で,かつ「室川」沿いあるいは室川の南側に分布しています。
地下水の涵養地は,「渋沢断層」の南側に位置する渋沢丘陵でしょう。
従って,秦野盆地南東部の「今泉湧水群」とは,地下水の由来と流動方向が全く異なります。
個々の湧水に関する情報については,以下の『秦野名水マップ』を参照してください。
【引用情報と参考情報】

【引用情報】

【参考情報】

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