青森県:白神山地の地すべり地形
   (追良瀬川流域,十二湖,田苗代湿原)
地形の特徴

V字谷,地すべり地形,ブナ林,地すべり,十二湖崩れ

地形の三次元イメージ : 白神山地

秋田県側からの「白神山地」です。あまり知られていませんが,白神山地は隆起中の土地です。
河床の高さを保とうとして河川の浸食力が大きく「V字谷」が形成されています。

最も特徴的なのは「地すべり」や「斜面の崩壊」が多く発生していることです。
いずれも規模が大きく,川が堰き止められて天然のダムができるほどではないか,と思われます。
白神山地の人口密度は極端に低いので,地すべりに関する資料は殆ど無い可能性があります。
地形と地すべり地形分布図の三次元イメージ : 十二湖(地すべり)
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。防災科研の「地すべり地形分布図」を表示します。

五能線十二湖駅の近くに「十二湖」と言う景勝地がありますが,「十二湖崩れ」と呼ばれている巨大崩壊の跡地なのです。
宝永元年4月24日(1704年5月27日)の「羽後・津軽地震」によって発生した斜面が崩壊し,その堆積物(土砂)の窪みに
水が溜まって多くの池や沼ができました。全部で30以上の池などがありますが,特に大きいものが12あります。
「地すべり地形分布図」の詳しい情報や凡例については,ここへアクセスしてください
地形の三次元イメージ : 追良瀬川中流・濁水沢・コワシ沢(深層崩壊,地すべり)

「追良瀬川」中流の左岸側に「濁水沢」があり,大規模な斜面崩壊(深層崩壊)と地すべり地形を呈しています。
「河道閉塞(天然ダム)」が発生するほどの規模であったろうと想像しますが,資料が無いのでよくわかりません。

「濁水沢」の反対側にある「コワシ沢」の斜面崩壊(深層崩壊)・地すべり地形です。
資料によると,寛政4年12月28日(1793年2月8日)に発生した「寛政西津軽地震」により引き起こされた可能性が大きいとあります。
地形の三次元イメージ : 駒ヶ岳・田苗代湿原(地すべり)

「田苗代湿原(たなしろ)」は,白神山地では珍しい「高層湿原」です。
「駒ヶ岳」北面にありますが,はるか昔に発生した地すべりの跡地でしよう。
当初は凹地に水が溜まっていただけでしょうが,泥炭の形成により湿原化したものと思われます。
「高層湿原」と言う資料があるので,現在の涵養水は雨水だけのようです。
【引用情報と参考情報】

【引用情報】

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