伸張デュープレックス

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2015年8月24日 (月) 12:35時点におけるNakada (トーク | 投稿記録)による版 (解説)

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extensional duplex

解説

正断層に伴う[[デュープレックス]。 村田・福田(2012)より以下に要約転載。 

「鳴門市中山南方の採石場で見られ、50°程度東(左)傾斜で東上位の砂岩泥岩互層中に観察される。 ルーフ断層(roof fault)とフロアー断層(floor fault)に囲まれた幅30~50cm の部分に、同一層準の地層が少なくとも8つのホースに分かれて挟み込まれている。 ホースを境する個々の断層は、両側のブロックが互いに遠ざかるように変位していることから正断層(伸張断層)として形成されたことが分かる。 これらの正断層の傾斜は、現在、ほぼ垂直となっていることが多く、一部は逆方向に傾斜し見かけ上逆断層のような変位をしている。 個々の正断層の変位量は20~40cm 程度である。 伸張デュープレックス内の一部の小規模な正断層には、変位の向きが反対で共役関係にあると判断されるものも存在する」。

引用文献

  1. 村田 明広・福田佳代(2012)「徳島県,和泉層群中の衝上デュープレックスと伸張デュープレックス」 自然科学研究 徳島大学ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部,26,pp.31-37.
  2. Park, R. G.(1988) “ Geological structures and moving plates” Blackie, p.337p
  3. 竹下 徹(2012)「三波川帯の伸張デュープレックス」日本地質学会構造地質部会編,「日本の地質構造百選」,朝倉書店,p.33.