ツナミアイト

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tsunamiite

解説

tsunami-related sediment。 いわゆるタービダイトの一種で、大規模な津波によって海底から巻き上げられた泥・砂・礫などの軟質砕屑物や生物遺骸が水底や陸上に再堆積してできた堆積物である。 研究の歴史は浅く、日本では1983年日本海中部地震を契機として始まり、1980年代後半以降、多くの研究者によって精力的な研究が行われ知見が蓄積されている。 堆積物の解析とは、年代特定と津波規模の特定が主目的となり、複合的視点が必要であるが、台風などの気象現象による高波や洪水の痕跡との識別は難しい。 すなわち、津波堆積物と判定するために適用可能な標準的識別基準はなく、「砂層の分布範囲」、「歴史記録との年代一致」、「特徴的な堆積構造」、「地殻変動を伴う」、「特徴的な構成粒子を伴う」などの根拠の組合せによる。

引用文献