ジオ多様性

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Geodiversityの暫定的な訳語

解説

Biodiversityが「生物多様性」と訳されるので、すなおに和訳すれば「地質多様性」となるが、これには地理学者などが反発するため、妥協的に「ジオ多様性」としている。 Geodiversityは、1994年Murrey「地圏(おもに地殻表層)における地質作用の集積によって形成された地質事象間の特異性をいうものとし、事象内の多様性、事象間の多様性及び事象の複合性の多様性を含む」「ある地域における鉱物・岩石・土壌・地層・岩体・地質構造・地形・地殻変動などの様々な階層における総体の多様性」「地圏と気圏・水圏・生物圏(人間社会を含む)との相互作用による変化の多様性」である。

ちなみにここでいう「地質作用」とは、岩石の生成・変形・破壊と、地殻の構成と構造の変化に関連ある物理的、化学的、力学的諸過程の総体。侵食・堆積・地殻変形・火成作用・変成作用などをすべて含み、生物の作用を含める場合もある。さらに細別すると

  • ①内因的地質作用:地表付近で見られる諸作用のうちその原因が地球内部にあるもの(火成作用、変成作用、構造的緒作用(地殻の変位・変形、地震など)のすべてを包含する。
  • ②外因的地質作用:地表付近で見られる諸作用のうちその原因が地球外部にあるものの総称。大気・水・生物の作用と動きのエネルギー源は主として太陽にあり、その結果として起こる地表の風化・侵食・運搬・堆積の諸作用。となる。

引用文献