オリストストローム

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olistostrome

解説

輪郭の明瞭な層が無秩序に乱雑に集まり混合した堆積層で、直径が(数㎝~)数mから数 kmのオーダーの不均一な塊と破片が泥質の基質(マトリクッス)中に埋まっている。 泥質物の多い地層が海底地すべりによって移動し、再堆積してできたと考えられる地層。 特に、1/5万程度の地形・地質図上に明確に区分して表現できるほど大規模なものをいう。
含まれる岩塊の岩質は、大陸棚起源の堆積岩、蛇紋岩などの超塩基性岩、橄欖岩、玄武岩などのオフィオライト組合せから花崗岩質岩石まで様々で、オリストリスと総称される。 ギリシャ語の olistomai は滑る、stroma は層の意味。 成因的には次の3通りが知られている。すなわち、

  • オリストストロームを含む地層と同一累層に由来する表層すべりによるもので、半固結ないし未固結状態のときに生成したもの。
  • それを含む正常層よりも時代的に古い同一堆積盆地内の他の地層に由来するもの。
  • 別の堆積盆地から移動してきたナップの先端部が崩壊したもの、

などである。

引用文献