平成30年北海道胆振東部地震:厚真町地区の斜面崩壊
 全国地質調査業協会連合会が運営する「平成30年北海道胆振東部地震[復興支援]ボーリング柱状図 緊急公開サイト」では,ボーリング柱状図の他,国土地理院から自由使用が許諾されている「斜面崩壊・堆積分布図(地理院タイル仕様)」なども表示・閲覧できる機能があります。
 本ページでは,同図を主題図として使用する一方,背景図として産総研・シームレス地質図や地質図(早来)などを使用して,どのような相乗効果(付加価値)が得られるかを実証してみました。
 ここに例示するコンテンツ類は,上記ウェブサイトで公開されているものばかりです。 興味のある方は是非アクセスしてみてください。
主題図:国土地理院[斜面崩壊・堆積分布図]
コンテンツ類 説 明

シームレス地質図+斜面崩壊・堆積分布図
背景図:20万分の1シームレス地質図
   (詳細版)[産業技術総合研究所]
主題図:斜面崩壊・堆積分布図[国土地理院]

特 長:斜面崩壊は,地質図凡例番号60番が堆積する区域にほぼ集中して発生しているようです。

主な凡例(シームレス地質図より)
No.50:約700万年前~170万年前に形成された地層
No.60:約1500万年前~700万年前に形成された地層

シームレス地質図+斜面崩壊・堆積分布図
背景図:20万分の1シームレス地質図
   (詳細版)[産業技術総合研究所]
主題図:斜面崩壊・堆積分布図[国土地理院]

特 長:斜面崩壊は,地質図凡例番号60番が堆積する区域にほぼ集中して発生しているようです。
また,斜面崩壊は,同50番の区域でも発生していますが,左図の範囲に限ると,断層線の近傍に多く発生しているような傾向があります。
 これらの傾向は,そのように見えると言うだけで,真実かどうかは今後の検証が必要と考えます。 

主な凡例(シームレス地質図より)
No.50:約700万年前~170万年前に形成された地層
No.60:約1500万年前~700万年前に形成された地層

5万分の1地質図「早来」+斜面崩壊・堆積分布図
背景図:5万分の1地質図「早来」
    [産業技術総合研究所]
主題図:斜面崩壊・堆積分布図[国土地理院]


特 長:左図の範囲について,地質の分布と斜面崩壊の分布の間には明確な関係は無さそうですが,詳しくはより深い考証が必要でしよう。

デジタル標高地形図+斜面崩壊・堆積分布図
背景図:デジタル標高地形図[国土地理院]
主題図:斜面崩壊・堆積分布図[国土地理院]


特 長:多くの人が亡くなった「吉野地区」では,向かって右側の急崖の部分が崩壊(表層崩壊か地すべり)したことが明確です。