平成28年熊本地震:嘉島町鯰地区と下六嘉地区に生じた旧河道の液状化
地形図と古地形図の三次元イメージ
三次元地形図上でマウスクリックすると「1926年発行の古地形図(出典,下記)」を表示します。 ダブルクリックで元に戻ります。
  • 熊本地震に際し,本図の範囲内において広範囲に発生した2か所の「液状化」の場所を「赤矢印」で示しました。
  • 1926年発行の古地形図を参照すると,いずれも「かつての河川の跡」であることがわかりました。
  • 「土木学会の報告書(2017年)」によると,この2箇所以外にも液状化した地点が多数報告されています。 同書を参照してください。
空中写真 : 嘉島町下六嘉地区
  • 広範囲に液状化している場所は,「古矢形川」を埋めて耕作地にしたところであることがわかります。
  • 比較的緩く粒子の揃った砂を多く含む土を材料として使用したことと,元河川だったせいか地下水位が地表近くまで存在したことなどが原因として考えられます。
空中写真 : 熊本市鯰地区
  • この場所の状況は,上流の「下六嘉地区」と全く同じようです。
  • なお,この場所の行政区域は旧河道どおり,熊本市に編入されています。
【記事・引用情報と参考情報】

【記事】

  • 河川で蛇行していた部分を耕作地などに替える(河川改修)ために,まず「捷水路」を作って「蛇行切断」を行い,「風隙」となった連続凹地を土砂で埋める工事が行われます。
  • 古地形図で明らかなように,「加勢川」や「木山川」には多くの「自由蛇行」が存在しましたが,現在その全てが河川改修されています。
  • しかし,広範囲に液状化したのはこの2箇所だけというのは,実に不思議です。

【引用情報】

【参考情報】

【お断り】

  • 本ページは,従来公開していた「嘉島町鯰地区と下六嘉地区に生じた旧河道の液状化」を最新の知見により,範囲を拡大すると共に内容を改訂したものです。