識名(字)の壕 No.40;那覇市識名(字)
写真撮影:2018年 5月

このお墓が関連情報に記載されているお墓です。 お墓の掃除が行われ,周囲がよくわかるようになっていました。

お墓に向かって右側の斜面には,穴が開いています。 ガマに繋がっているかどうかはわかりませんが,痕跡と言えば痕跡でしょう。

お墓に向かって左手前に「水の湧いている場所」があり,柵によって囲まれています。

この状態から,湧水量は相当なものだと想像できます。
記事

・諸資料によるとガマの入り口にお墓が建設され,立ち入りはできなくなっている,とのことです。

・2018年5月の訪問では,お墓の右の斜面に小さな穴が開いていることを確認しました。
 これがガマ(鍾乳洞)に繋がっているかどうかは,今後の調査結果を待ちたいと思います。

・お墓の近くに湧水を確認しました。 資料に「川になっている」とありますが,それとの関連性について検討する必要があると思います。

引用文献[1フィート運動の会 活動報告]

調査日:1993年2月28日 No.40
 ・様 子:全長約40m。 入口1箇所。 小さな滝もあり壕内は川になっている。
      木の根っこや壁に石灰がくっつき、まるで鐘乳洞のよう。途中より落盤。
 ・形 態:構築
 ・使用者:日本軍
 ・遺 品:石灰水で固まったロウソク
 ・土 質:琉球石灰岩,クチャ

関連情報

① 那覇市立教育研究所の公開資料(真和志地区 No.7)