上間1丁目の壕 No.37;那覇市上間1丁目
写真撮影:2012年11月~2018年5月

やっと見つけた壕の入り口(御嶽の右側の窪み)。 民家と民家に挟まれた狭い路地を,右に曲がった先にありました。 撮影:2016年4月。

坑口です。 撮影:2016年4月。

壕の中です。 御嶽の跡が残っています。 撮影:2016年4月。

中央の拝壇は,もともと祀られてきたNo.37壕です。 右下の新しい拝壇は,No.36壕から移設されました。 撮影:2018年5月。

 左側がNo.36壕から移設された拝壇で,右側がNo.37壕の拝壇と坑口です。 撮影:2018年5月。

No.37壕の坑口には「まもなく埋め戻し工事を行う」という告知が張られていました。 撮影:2018年5月。
記事

・上間1丁目に存在する入り口が狭いガマです。 以下に記載されている粗大ゴミは見当たりませんでしたが,人が立ち入った形跡もありません。
 現在は使われていない御嶽(うたき)のようです。 最近,人の訪れなくなった御嶽が多くなってきたように感じられます。

・2018年5月現在,この地下壕(ガマ)も対策工事の計画があるとのことで,まもなく埋め戻されることでしょう。

・関連情報では住所が「識名4丁目」となっていますが,現地踏査では「上間1丁目」の方が正しいようです。

引用文献[1フィート運動の会 活動報告]

調査日:1993年10月18日 No.37
 ・様 子:全長約100m。 自然洞窟を利用してE字型に構築。 入口3箇所の内2箇所は外から石でふさがれている。
      落盤しやすく石がゴロゴロしている。 多量の粗大ゴミ。
 ・形 態:自然壕・構築
 ・使用者:日本軍
 ・遺 品:なし
 ・土 質:琉球石灰岩,クチャ,ニービ

関連情報

① 那覇市立教育研究所の公開資料(真和志地区 No.5)