繁多川公園内の壕群 No.32;那覇市繁多川4丁目
写真撮影:撮影:2007年4月~2013年2月

対策工事前の状況です。  撮影:2007年4月。

対策工事前のガマの内部状況です。  撮影:2007年4月。
柵が設置される前に,ここでたき火をしたことがわかります。

対策済みの状況です。  撮影:2013年2月。
記事

・繁多川公園から金武ダムにかけての琉球石灰岩には多くのガマが点在し,確認されただけでもNo.29~No.35の7箇所が地下壕として利用されたようです。
 以下の文献から,No.32は自然のガマ(鍾乳洞)がそのまま使用されたことがわかります。

・内部の写真には何かを燃やした跡が残っていますが,きれいに掃き清められていることから,戦後に野宿やたき火などをしたように見受けられます。

・このガマは,那覇市によってコンクリート製の侵入防止壁が設置されています。 現在では,内部の様子を伺うことはできません。

引用文献[1フィート運動の会 活動報告]

調査日:1993年10月10日 No.32
 ・様 子:奥行約5メートル,幅約4メートル,高さ約2.5メートル。 入口は石積みされている。
 ・形 態:構 築
 ・使用者:未確認
 ・遺 品:なし
 ・土 質:琉球石灰岩

関連情報

① 那覇市立教育研究所の公開資料(真和志地区 No.11)