識名宮ヌガマ No.26;那覇市繁多川4丁目
写真撮影:2015年3月

ガマの入り口。 識名宮の奥の院です。

奥宮(ガマ)の内部です。 左の空間の隅には,外へ延びる洞窟がありますが,細くて入れません。

奥宮(ガマ)の右奥です。 石積みの構造物が見えます。 No.27(寺ヌクシヌガマ)との仕切り壁のようですが,詳細は不明です。

奥宮(ガマ)の地上部分です。 かつては,大木の少し向こう側の真下に神様が鎮座していました。
記事

・新築なった識名宮本殿の真後ろにあります。
 このため,ご神体そのものではないかと思い,ホームページをチェックしたところ,「神社の社殿はもと洞内にありましたが湿気がひどく腐朽し、康煕19年(1680年)に洞外に移築して瓦葺としました。」とあります。 本ガマは,識名宮と共に永遠に存在するでしょう。

・向かって右奥にNo.27(寺ヌクシヌガマ)との仕切り壁のような構造物が写っています。
 伝承ではNo.26(本壕)とNo.27は繋がっていたとのことなので,伝承通りだったと思われます。

引用文献[1フィート運動の会 活動報告]

調査日:1993年2月24日 No.26
 ・様 子:奥行約7メートル,幅約10メートル。 入口2カ所。 拝所。
 ・形 態:自然壕
 ・使用者:民間(編者 町内会?)
 ・遺 品:なし
 ・土 質:クチャ,琉球石灰岩(編者)

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