金城町4丁目の壕群 No.8;那覇市首里崎山町1丁目
写真撮影:2008年3月~2016年4月

赤い矢印の割れ目がNo.8のガマです。 撮影:2008年3月。

この場所は「崎山公園」として整備されました。 公園側に金網が設置されたので,入れなくなりました。 撮影:2016年4月。

ガマの内部。 左右には拝壇があります。 撮影:2008年3月。
記事

・「金城町4丁目の壕群」は、全部で4つのガマ(No.8~No.11)から構成されていますが,実際の住所は崎山町1丁目のようです。

・崎山公園の整備事業に伴い,No9~No.11の各壕は対策工事が行われましたが,No.8壕は「御嶽(うたき)」のためか,以前のままです。

・大きな琉球石灰岩の岩が積み重なって出来た隙間に御嶽があり,入口は「国吉比屋(くによしのひや)のお墓」近くになります。
 しかし,従来御嶽へ通ずる道だったところに,最近になって個人のお墓が設置されたため,拝壇の所にたどり着くのは容易ではありません。

・確証はありませんが,今後十年程度ほど経つうちに,使われなくなるのではないかと考えます。

引用文献[1フィート運動の会 活動報告]

調査日:1993年10月10日 No.8
 ・様 子:岩の割れ目を利用して構築。
 ・形 態:自然壕・構築
 ・使用者:民間
 ・遺 品:木炭
 ・土 質:琉球石灰岩

関連情報

① 那覇市立教育研究所の公開資料(首里地区 No.8)