日本三大陰陽石の一つ 類型:人間
  陰陽石(いんようせき) 宮崎県小林市
【奇岩の写真】

陰陽石。 右の写真で,上のしめ縄の部分が男石で,下のしめ縄の部分が女石です。
【謂われ,特徴,エピソード等】
  • 霧島ジオパークのジオサイトの一つ「陰陽石」は「夫婦岩」とも呼ばれ,「火砕流堆積物」が川水で削られてできたという,自然の妙技ともいうべき奇石です。
  • 美女に見惚れた竜が天から降りてきたという伝説もあり,「竜岩」とも呼ばれています。
  • 高さ17.5mの男石(陽石)と,周囲5.5mの女石(陰石)がワンセットとなっており,陰と陽が一つの岩からできているのは世界的に珍しいと言われています。
  • 古くから縁結び,よろず生産の神または子宝・安産の神として信仰され,毎年秋分の日に陰陽石祭りが催されています。
  • 明治の詩人野口雨情もここを訪れ,「浜の瀬川にゃ二つの奇石 人にゃ言うなよ 語るなよ」という歌を残しています。
【地形と地質の三次元イメージ】
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」(出典,下記)」を表示します。

【奇岩周辺の地形と地質】

  • 奇岩「陰陽石」の付近は,約34万年前頃と推定されている,「加久藤カルデラ」発生の基となった「加久藤火砕流(主に溶結凝灰岩)」と,約3万年前頃と推定されている,「姶良カルデラ」発生の基となった「入戸火砕流(しらす:非溶結~弱溶結)」で覆われています。
  • 「しらす台地」と呼ばれている場所の多くは,入戸火砕流(しらす)が分布しています(例外もあります)。
  • 地形図で示した「B」と「C」は,かつては川が流れていたが,現在は干上がってしまった「風隙」と思われます。
  • かつての川とは「風呂木川」で,何らかの原因で「A」の方に流路を変えたのだろうと考えます。 「河川争奪」の例かもしれません。

【奇岩の特徴】

  • この奇岩「陰陽石」は,日向灘に注ぐ大河,「大淀川」の支流である「岩瀬川」の上流部に存在しています。
  • 陰陽石は,「加久藤火砕流(主に溶結凝灰岩)」で構成されており,奇岩の部分は特に溶結度が高かったと思われます。
  • この溶結度の高い部分が「岩瀬川」の侵食に耐えて残り,現在の形になったものと考えられています。
【引用情報,お断りなど】
【引用情報】
【参考情報】
【お断り】
  • 奇岩の位置については,地図検索のページをご覧ください。
  • 旧版において掲載していた「周辺のジオサイトや観光地」と「交通概況」については,情報が陳腐化してきたことから削除しました。 メジャーな検索サイトのご利用をお願いします。
【奇岩の位置座標】

座標データ: 131.0067119 : 32.0165818
Powered by GeoInformation Potal Hub(GIPH),2024/09 改訂