男鹿温泉の歴史をたどる 類型:歴史
  鬼の隠れ道(おにのかくれみち) 秋田県男鹿市
【奇岩の写真】

「鬼の隠れ道」でのジオツァー(1)。
地層は「湯本トラバーチン」と言う「石灰華」の一種です。

「鬼の隠れ道」でのジオツァー(2)。
【いわれ,特徴,エピソード等】
  • 男鹿温泉郷は,温泉街として整備される以前,明治から大正にかけて,「石灰岩(湯本トラバーチン)」の露天掘りが行われていた場所でした。
  • ここは現在,石灰岩を露頭として観察できる唯一の場所です。
  • 石灰岩を貫通した切通しの通路で,石灰岩を運ぶためのトロッコを通す道でした。
  • かつて,石灰岩を採取していた当地域の歴史を示す遺構であると同時に,地学的な石灰岩の露頭観察の場所となっています。
  • 重要無形民俗文化財「男鹿のナマハゲ」に代表される男鹿半島には,多くの「鬼」に関係した名称が岩に付けられています。
【地形と地質の三次元イメージ】


5万分の1地質図幅『戸賀及び船川(第2版)』(出典,下記)

【奇岩とその周辺の地形と地質】

  • 石灰岩(湯本トラバーチン:Yt層)の生成年代は,第四紀更新世後期(2~3万年前頃)と,極めて新しいのが特徴です。
  • 大明神崎に繋がる「海成段丘面」と,その東側の低地との境界には,「湯本断層」が北西~南東方向に走っています。
    湯本断層に沿って「毛無山安山岩・溶岩」が噴出すると共に,付近には多くの温泉が存在しています。
  • トラバーチンとは,温泉水や鉱泉水に含まれる石灰分が,化学反応により沈殿・固化した岩石のことです。
  • 男鹿温泉郷の温泉水には,トラバーチンの成分が大量に含まれていたのですね。
  • トラバーチン自体はち密なのですが,多孔質であったり縞状の模様が入っていることが多い,という特徴があります。
  • なお,トラバーチンとは石材の名称のようで,地質用語的には「石灰華」と呼ばれます。
【引用情報,お断りなど】
【引用情報】
【参考情報】
【お断り】
  • 奇岩の位置については,地図検索のページをご覧ください。
  • 旧版において掲載していた「周辺のジオサイトや観光地」と「交通概況」については,情報が陳腐化してきたことから削除しました。 メジャーな検索サイトのご利用をお願いします。
【奇岩の位置座標】

座標データ: 139.7426607 : 39.9744404