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【奇岩周辺の地形と地質】
- 「通詞島」や,「西河内地区(天草下島)」の海岸には,「波食棚」が発達しています。 また,通詞島には「海成段丘面」が存在しています。
- 「おっぱい岩」は,天草下島北岸の波食棚の上に転がっています。
- なお,「通詞地区」から「通詞島」に延びているのは「砂嘴」で,島まで届くと「陸繋砂州」となりますが,あと一歩届いていません。
【奇岩の特徴】
- 「おっぱい岩のある海岸一帯には,古第三紀始新世(約3,800万年前)の「坂瀬川層(SM層)」が分布しています。
この地層は深い海で堆積した主に黒色の「頁岩」と,色の薄い「砂岩」からなり,大型の動物化石をほとんど含みません
- 伝承では雲仙普賢岳から飛んできたといわれていますが,この岩は「石灰質団塊(ノジュール)」で,酸性の液体に反応して泡が出てきます。
- この石灰質団塊は,もともとは地層の中にあったものですが,周囲の「「坂瀬川層」よりも風化浸食に強くしかも大きかったため,地層から出た後もこの場所に残りました。
- このおっぱい岩の形がどのようにしてつくられたのか,についての発表資料は確認できません。
「海底のメタン湧水の通る場所に生息したメタン細菌が作り出した炭酸塩であったため,円錐状の形になった。」のではないかと推測しています。
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