まさにその名の通り 類型:人間
  おっぱい岩(おっぱいいわ) 熊本県苓北町
【奇岩の写真】

おっぱい岩遠景。背後は長崎県方面です。

おっぱい岩近景。右後ろは通詞島です。
【いわれ,特徴,エピソード等】
  • 天草で最も有名な奇岩の一つで,直径2mもある大きなおっぱい形の岩はネーミングも面白く,多くの人が立ち寄ります。
  • 「おっぱい岩」に触ると乳の出が良くなるとか,直径 2mもある大きさから乳房が大きくなるなどの噂があります。
  • おっぱい岩は,雲仙普賢岳の噴火の時に飛んできたと伝承では云われています。
  • 天草郡苓北町西川内の海岸には,おっぱいの形をした石が2つあり,一般に大きな方が「おっぱい岩」とよばれ,容易に見つかります。
  • もう一つの小さなおっぱい岩は直径80cmで大きな方と比較して子供のおっぱいと表現されることもあり,探してみるのも面白いでしょう。
  • 天草空港や天草市の物産館にこの岩の名前を使ったチョコレートのお土産品があります。
【地形と地質の三次元イメージ】


20万分の1 シームレス地質図(出典,下記)

【奇岩周辺の地形と地質】

  • 「通詞島」や,「西河内地区(天草下島)」の海岸には,「波食棚」が発達しています。 また,通詞島には「海成段丘面」が存在しています。
  • 「おっぱい岩」は,天草下島北岸の波食棚の上に転がっています。
  • なお,「通詞地区」から「通詞島」に延びているのは「砂嘴」で,島まで届くと「陸繋砂州」となりますが,あと一歩届いていません。

【奇岩の特徴】

  • 「おっぱい岩のある海岸一帯には,古第三紀始新世(約3,800万年前)の「坂瀬川層(SM層)」が分布しています。
    この地層は深い海で堆積した主に黒色の「頁岩」と,色の薄い「砂岩」からなり,大型の動物化石をほとんど含みません
  • 伝承では雲仙普賢岳から飛んできたといわれていますが,この岩は「石灰質団塊(ノジュール)」で,酸性の液体に反応して泡が出てきます。
  • この石灰質団塊は,もともとは地層の中にあったものですが,周囲の「「坂瀬川層」よりも風化浸食に強くしかも大きかったため,地層から出た後もこの場所に残りました。
  • このおっぱい岩の形がどのようにしてつくられたのか,についての発表資料は確認できません。
    「海底のメタン湧水の通る場所に生息したメタン細菌が作り出した炭酸塩であったため,円錐状の形になった。」のではないかと推測しています。
【引用情報,お断りなど】
【引用情報】
【参考情報】
  • 有用な情報を調査中です。
【お断り】
  • 奇岩の位置については,地図検索のページをご覧ください。
  • 旧版において掲載していた「周辺のジオサイトや観光地」と「交通概況」については,情報が陳腐化してきたことから削除しました。 メジャーな検索サイトのご利用をお願いします。
【奇岩の位置座標】

座標データ: 130.112076,32.5404109