雄大な眺めを誇る 類型:自然
  長尾鼻(ながおばな) 鳥取県鳥取市
【奇岩の写真】

長尾鼻からの展望。右遠くは,浦富海岸の方角です。
右手前は,水平に積み重なった「板状節理」です。

長尾鼻近景。 窪みは安山岩に開いた「タフォニ」と思われます。
【いわれ,特徴,エピソード等】
  • 西因幡県立自然公園内に位置する風光明媚な岬で,スズキやコロダイなどの絶好の釣り場としても知られています。
  • 日本海の荒波にさらされて出来た多くの奇岩を見ることができます。
  • 「夕陽が丘展望台」からの眺望は格別で,東に白兎海岸,鳥取砂丘,西には島根半島や大山の壮大な雄姿,そして天気さえよければ隠岐まで見ることが可能です。
【地形と地質の三次元イメージ】


20万分の1 シームレス地質図(出典,下記)

【奇岩周辺の地形と地質】

  • 「長尾鼻」がある「仮・長尾半島」は,ほぼ全て新生代第四紀更新世・ジエラシアン期(約250万年前頃) に,三朝町の「小富士山(768m)」あたりを中心とする古火山から流れ出た「溶岩・火砕岩」の末端面です。
  • 空中写真を観察すると,長尾鼻の西側(写真左側)の海岸には「柱状節理」と思われる,無数の亀裂が存在しています。
  • 従って,この溶岩・火砕岩は陸上で冷え固まったものと考えて間違いは無さそうです。

【奇岩の特徴】

  • 長尾鼻一帯の海岸は,断崖絶壁・洞門・岩礁・奇岩などが連続する男性的な「岩石海岸」で,東側には「海食崖」が発達しています。
  • 岩棚や岩の窪みにできた小さな池(血染ケ池)があります。
  • 奇岩の写真には,「塩類風化」による「タフォニ」ではないか,と思われる窪みが写っています。
  • タフォニは,表面から塩類を含む水が蒸発する過程で石膏などの微結晶が成長し,その時の膨張力によって岩盤の表面が剥がれ落ちてできます。
【引用情報,お断りなど】
【引用情報】
【参考情報】
  • 有用な情報を調査中です。
【お断り】
  • 奇岩の位置については,地図検索のページをご覧ください。
  • 旧版において掲載していた「周辺のジオサイトや観光地」と「交通概況」については,情報が陳腐化してきたことから削除しました。 メジャーな検索サイトのご利用をお願いします。
【奇岩の位置座標】

座標データ: 134.0071222 : 35.5377774