仲良く並んだ 類型:人間
  夫婦岩(めおといわ) 群馬県下仁田町
【奇岩の写真】

県道43号線沿いから見る夫婦岩。 表面は草木に覆われていて,流れ着いてから相当の時間が経過しています。
左の「夫岩」は角礫が多く,右の「妻岩」は少ないように見えますが,いずれも河床露岩とは明らかに地質が異なっています。
【謂われ,特徴,エピソード等】
  • 下仁田―軽井沢を結ぶ旧街道沿いの河床にあります。
  • 日本各地に数多くある夫婦岩ですが,下仁田の夫婦岩は,河床に露出した基盤のうえに,直径2mほどの大きな転石が寄り添うように並んでいます。
  • しかもこの二つの礫は種類が異なっている珍しいものです。
  • 珍しい風景を紹介するテレビ番組『ナニコレ珍百景』にも取り上げられ,有名になりました。
【地形と地質の三次元イメージ】
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万地質図幅『長野』(出典,下記)」を表示します。

【奇岩周辺の地形と地質】

  • 「夫婦岩」を載せている河床露岩は,新生代新第三紀後期中新世~鮮新世(700万年前~400万年前)に噴出した,「溶結凝灰岩(Vm層)」と推定されます。

【奇岩の特徴】

  • 「夫婦岩」そのものは,豪雨に伴う大規模な土石流や洪水によって,この場所まで運ばれてきて,この地の河床露岩上に並んだものです。
  • その当時は,夫婦岩の周囲は土砂で埋め尽くされていた,と思われますが,その後の出水で綺麗に流されてしまったのでしょう。
  • 「中村他(2024)」は,夫婦岩は両方とも「凝灰角礫岩」と指摘していることから,地質図の「Id層(井戸沢層:泥岩砂岩互層)」や「p層(貫入岩類,閃緑斑岩など)」は供給源にはなり得ません。
  • 従って,鏑川の右岸上流域で狭い範囲に分布している「Vm層」の何れかの支谷(それも源流域)が供給源と思われます。
    比較的近い場所から流れ下って来たのかもしれませんね。
【引用情報,お断りなど】
【引用情報】
【参考情報】
【お断り】
  • 奇岩の位置については,地図検索のページをご覧ください。
  • 旧版において掲載していた「周辺のジオサイトや観光地」と「交通概況」については,情報が陳腐化してきたことから削除しました。 メジャーな検索サイトのご利用をお願いします。
【奇岩の位置座標】

座標データ: 138.6734617 : 36.2555934
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