霊場恐山への悪霊の進入を阻む 類型:神仏
  鬼石(おにいし) 青森県むつ市
【奇岩の写真】

恐山太鼓橋周辺県道からの遠景。

鬼石の直下からの近景。
【いわれ,特徴,エピソード等】
  • 鬼石は,下北半島を代表する観光地,霊場「恐山」の入口,湯坂を下りた右手にある岩です。
  • 霊場「恐山」に向かうには県道4号を北上するとよいのですが,この県道が作られる前は,当然,徒歩での参拝でした。 かつての参拝道はこの巨岩の前を通って恐山に至っていたといいます。
  • 恐山にはさまざまな霊が集まってくると言われています。
    例えば,罪深い者がやってくると,「三途川」にかかる「太鼓橋」は糸のように細く見え,後ろに控えている「鬼石」は,本物の鬼が睨んでいるように見えるため,引き返していくという謂われがあります。
  • かつては鬼石の麓に石仏が祀られていましたが,現在は,県道沿いの食堂脇に移されています。
【地形と地質の三次元イメージ】


20万分の1地質図幅『野辺地 第2版』(出典,下記)

【奇岩周辺の地形と地質】

  • 20万分の1地質図幅『野辺地 第2版』によると,「鬼石」を構成する地質は,新恐山火山の「後カルデラ期溶岩・火砕岩(安山岩~デイサイト)」です。
  • 活動した年代は,第四紀中期~後期更新世(約50万年前頃か)と想定されています。

【奇岩の特徴】

  • 塔状の形から,溶岩あるいは最も固結度の高い火砕岩(溶結凝灰岩,凝灰角礫岩か火山角礫岩)が侵食に耐えたものだろうと想像します。
【記事,引用情報,お断りなど】
【記事】
  • 下北半島のほぼ中央に鎮座している「恐山火山」は,今から約100万年前に「釜臥山」を中心とする火山が活動を始め,引き続き,「朝比奈山」,「円山」や「大尽山」などが次々と形成されました。
  • 約50万年前頃からは,「宇曽利カルデラ」を中心とする火山活動に移行しました。カルデラ形成後の「後カルデラ活動」として,「剣山」を中心とするカルデラ内噴火が起きました。
【引用情報】
【参考情報】
【お断り】
  • 奇岩の位置については,地図検索のページをご覧ください。
  • 旧版において掲載していた「周辺のジオサイトや観光地」と「交通概況」については,情報が陳腐化してきたことから削除しました。 メジャーな検索サイトのご利用をお願いします。
【奇岩の位置座標】

座標データ: 141.1012172 : 41.3244835