恋い慕う人への想いが叶うように・・ 類型:人間
  願掛岩(鍵掛岩)(がんかけいわ,かぎかけいわ) 青森県佐井村
【奇岩の写真】

ゆとりの駐車帯からの願掛岩(左が女岩,右が男岩)。

男岩は流紋岩の柱状節理が発達しています。
【いわれ,特徴,エピソード等】
  • 右側の岩は「男ガンガケ・男岩」,写真左側の岩は「女ガンカケ・女岩」と呼ばれ,古くから神の宿る岩山として地元の人の信仰を集めています。
  • 岩の側に鎮座する八幡宮の鳥居に,鍵状の桜の枝を引っかけて,恋い慕う人への想いが叶うように,と願を掛けたことから,願掛岩(鍵掛岩)と呼ばれ,親しまれています。
  • 現在の国道(338号)が整備される前は,想像も出来ないほどの僻地でした。
  • 明治の歌人,鳴海要吉が明治40年にこの地に小学校教員として赴任した際,「あそこにも みちはあるのだ 頭垂れ ひとひとりゆく 猿がなく浜」という歌を残しました。
【地形と地質の三次元イメージ】


5万分の1地質図幅『佐井』(出典,下記)

【奇岩周辺の地形と地質】

  • 「願掛岩」の周辺は,新第三紀中新世の「頁岩」層が卓越していますが,願掛岩自体は同時期の「流紋岩の溶岩」です。
  • その北側の「桜島」付近は,同時期の「玄武岩,貫入岩」です。
  • 海岸の大半は「岩石海岸」ですが,「海食崖」はあまり発達していないようです。

【奇岩の特徴】

  • 男岩の高さは海抜101mで,風や波の浸侵食で周囲の頁岩類が削り取られ,流紋岩が荒々しく露出しています。
  • 近づいてみると,一辺が5~10cmほどの五角形,六角形の角柱をぎっしり並べたような見事な柱状節理を確認することができます。
  • 女岩は,やや小ぶりで低く,男岩とは対照的になだらかな外観で海岸植物に覆われた,優しい姿です。
【引用情報,お断りなど】
【引用情報】
【参考情報】
【お断り】
  • 奇岩の位置については,地図検索のページをご覧ください。
  • 旧版において掲載していた「周辺のジオサイトや観光地」と「交通概況」については,情報が陳腐化してきたことから削除しました。 メジャーな検索サイトのご利用をお願いします。
【奇岩の位置座標】

座標データ: 140.8374373 : 41.4155621