飼い主を待つ犬が岩に化身したという 類型:伝説
  セタカムイ岩(せたかむいいわ) 北海道古平町
【奇岩の写真】

左端の親指を立てているように見える大岩が「セタカムイ岩」です。
【謂われ,特徴,エピソード等】
  • 「セタカムイ」とは,アイヌ語で「犬の神」のことです。
  • 船で漁に出たまま帰らぬ人となった飼い主を,いつまでも待ち続けた飼い犬がやがてこの岩になった,という伝説があります。
  • 犬が遠吠えする姿に似ている,との説があります。
【地形と地質の三次元イメージ】
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「5万分の1地質図幅『古平』(出典,下記)」を表示します。
  • 「集塊岩」とは,大小の岩塊を含む「火山砕屑岩類」の総称のことです。
    セタカムイ岩周辺の集塊岩は,現在「凝灰角礫岩」に分類されているようです。
  • 一方,「山岸(1981)」は,「セタカムイ岩」周辺の地質を,新第三紀中新世(末期)~鮮新世(約550万年前頃)の「水中安山岩類」と評価しました。
  • 水中に噴出した溶岩が,急速に冷却されることによって形成された「水冷破砕岩(hyaloclastite)」を含む「凝灰角礫岩」と思われます。
  • 地質図には記載がありませんが,「川村,1997年」によると,『セタカムイ岩と積丹半島との間には「セタカムイ断層」が存在し,この断層に付随する破砕帯によってセタカムイの塔状の形が形成された。』とのことです。
  • 1996年2月当時,国道229号の「旧豊浜トンネル」は,「湯内川」~「チャラツナイ岬近く(図中の点A付近)」を結ぶトンネルでした。 ところが,2月10日早朝,古平(チャラツナイ岬)側の坑口付近で,大規模な岩盤崩落事故が発生し,折から通過中の路線バスがこの崩落によって,20名が犠牲となりました。
【引用情報,お断りなど】
【引用情報】
【参考情報】
【お断り】
  • 奇岩の位置については,地図検索のページをご覧ください。
【奇岩の位置座標】

座標データ: 140.6872268, 43.2553228
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