男鹿は「鬼」と「怪獣」の住かだった 類型:怪獣他
  男鹿半島の奇岩群(おがはんとうのきがんぐん) 秋田県男鹿市
奇岩のリスト
id 名 称 類 型
鹿落とし(ししおとし) 生活(食)
鬼の俵ころがし(おにのたわらころがし) 伝説
鬼の隠れ道(おにのかくれみち) 歴史
桜島(さくらじま) 人工物
大桟橋(だいさんきょう) 人工物
舞台島(ぶたいじま) 伝説
ガメラ岩(がめらいわ) 怪獣
ゴジラのしっぽ岩(ごじらのしっぽいわ) 怪獣
ゴジラ岩(ごじらいわ) 怪獣
双子岩(ふたごいわ) 人間
帆掛島(ほかけじま) 乗物
グリーンタフ(ぐりーんたふ) 伝説、自然
ろうそく岩(ろうそくいわ) 生活(道具)
椿の白岩(つばきのしらいわ) 植物
鬼の洗濯岩(おにのせんたくいわ) 生活(衣)
小豆岩(あずきいわ) 生活(食)
鬼の隠れ里(おにのかくれざと) 伝説
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奇岩の地図
奇岩の写真と説明
鹿落とし(ししおとし)

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いわれ:鹿落としは、男鹿半島・大潟ジオパークの主要なジオサイトの一つで、代表的な観光名所の一つである入道崎にあります。 男鹿半島にはかつて多数の鹿が生息していまし・・・。 ⇒⇒⇒ つづき

地質等:北緯40度線上に位置する入道崎では、当地域で最も古い地層が観察できます。 基盤となる約9,000万年前(白亜紀後期)の花こう岩、約7,000万年前(白亜紀後期)の・・・。 ⇒⇒⇒ つづき

鬼の俵ころがし(おにのたわらころがし)

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いわれ: 重要無形民俗文化財「男鹿のナマハゲ」に代表される男鹿半島には、多くの「鬼」に関係する名前が岩に付けられています。 ピンク色の花こう岩に貫入する玄武岩が、・・・。 ⇒⇒⇒ つづき

地質等: ピンク色の花崗岩(正確には角閃石黒雲母アダメロ岩)を褐色の粗粒玄武岩(ドレライト)の岩脈が一本の道のように貫いています。 この花崗岩は、男鹿半島の地層の、・・・。 ⇒⇒⇒ つづき

鬼の隠れ道(おにのかくれみち)

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いわれ:男鹿温泉郷は、温泉街として整備される以前、明治から大正にかけて、石灰岩の露天掘りが行われていた場所でした。 ここは現在露頭として観察できる唯一の場所です。 ⇒⇒⇒ つづき

地質等: 湯本断層と呼ばれる活断層が北西~南東方向に走り、この活断層に沿って、多くの源泉が確認されています。また、この源泉は二つの海岸段丘の境界に分布しています。 ⇒⇒⇒ つづき

桜島(さくらじま)

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いわれ: 「桜島」は岩石の色がやや赤みを帯びており、これが桜色に似ていることから、こう呼ばれるようになりました。 この島はかなり広い面積で海面すれすれの平坦地があり、・・・。 ⇒⇒⇒ つづき

地 質: この台地(20m余りの高さ)は海岸線が約700mですが、小刻みに7つの岬とその間に小さな入江が点在し、複雑な海岸線をなしています。 全体としては門前層に入りますが、・・・。 ⇒⇒⇒ つづき

大桟橋(だいさんきょう)

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いわれ: 大桟橋は浸食作用によってえぐられてできた天然の石橋で、男鹿半島を代表する景観のひとつとなっています。 遊覧船による「島めぐり」の絶景ポイントで、波が穏やかな時・・・。 ⇒⇒⇒ つづき

地質等: 門前層とよばれる約3,600万年~2,900万年前(古第三紀始新世)の火山噴出物の堆積によってできた地層です。 舞台島を構成する岩石は、玄武岩質スコリアで、波の浸食に・・・。 ⇒⇒⇒ つづき

舞台島(ぶたいじま)

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いわれ: 舞台島と呼ばれるものの、陸続きの断崖で岩全体が空中に浮かぶ舞台のように見えることから、その名で呼ばれています。 まさに「天空の舞台」と呼ぶにふさわしい奇景です。 ⇒⇒⇒ つづき

地質等: 舞台島を構成する岩石玄武岩質スコリア層は、門前層とよばれる約3,600万年~3,400万年前(古第三紀始新世)の火山噴出物の堆積によってできた地層です。 ・・・。 ⇒⇒⇒ つづき

ガメラ岩(がめらいわ)

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いわれ: 当地域の「ゴジラ岩」が脚光を浴びる中、にわかに知られてきたのが、ゴジラのライバルといわれるこの「ガメラ岩」です。 岩に生える緑色の苔が、ガメラの甲羅の特徴をよく・・・。 ⇒⇒⇒ つづき

地質等:潮瀬崎一帯の岩場は、火山噴出物の岩が波や風雨による浸食によって形作られた、平らな波食台となっています。 ガメラ岩自体は、火山礫凝灰岩です。 付近には長い間、・・・。 ⇒⇒⇒ つづき

ゴジラのしっぽ岩(ごじらのしっぽいわ)

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いわれ: 男鹿半島の「ゴジラ岩」は奇岩百景に登録されています。 そしてゴジラのしっぽにそっくりなのがこの岩です。 ゴジラ岩の直近にあり、怪獣ゴジラのしっぽに見えることから、・・・。 ⇒⇒⇒ つづき

地質等: ゴジラのしっぽ岩は、まだ未固結であった泥の上に火山礫凝灰岩が一気に堆積したために押し出され、それらの熱によってそのまま固まったものです。

ゴジラ岩(ごじらいわ)

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いわれ: 男鹿市船川港門前にある潮瀬崎に所在するこの岩は、逆光でのシルエットが東映の特撮怪獣映画キャラクターであるゴジラにそっくりなことから、平成7年にゴジラ岩と名づけ・・・・。 ⇒⇒⇒ つづき

地質等: およそ3,000万年前の火山の噴火による火山礫凝灰岩でできています。 以下は 男鹿半島・大潟ジオパーク のホームページからの引用です。 ⇒⇒⇒ つづき

双子岩(ふたごいわ)

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いわれ: 双子岩は、その名のとおり、よく似た岩が二つ並んでいます。 専門的には岩脈や岩床と呼ばれるこの岩の種類は粗粒玄武岩で、その噴出した年代はおよそ2000万年前です。 ・・・。 ⇒⇒⇒ つづき

地質等: 双子岩がある潮瀬崎には火山礫凝灰岩と呼ばれる、約3000万年前の火山噴出物が分布します。 本岩石はマグマ水蒸気爆発に伴う火砕サージによって堆積し、高温・高速の・・・。 ⇒⇒⇒ つづき

帆掛島(ほかけじま)

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いわれ: 帆掛島は秋田県の男鹿半島最大級の一枚岩です。 名称は、帆掛船(ほかけぶね)が風を受け、帆をあげている姿に見えることから名付けられたとされています。 高さ約30m、・・・。 ⇒⇒⇒ つづき

地質等: およそ3,000万年前の火山噴火による火山凝灰岩で、できています。 以下は 男鹿半島・大潟ジオパーク のホームページからの引用です。 ⇒⇒⇒ つづき

グリーンタフ(ぐりーんたふ)

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いわれ: 館山崎という地名には、中世の頃に館があって、城主が戦いに敗れ、妃が後を追って身投げしたという伝説が残されており、一帯は「御前落し」という名でも呼ばれています。・・・。 ⇒⇒⇒ つづき

地質等: 館山崎のグリーンタフは、2100万年ほど前(新第三紀中新世)の火山噴出物です。 「タフ」とは「凝灰岩」という意味で、火山灰が凝結してできた岩なのでそのように呼ばれます。・・・。 ⇒⇒⇒ つづき

ろうそく岩(ろうそくいわ)

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いわれ: この岩石はかつて「観音岩」と呼ばれていました。 50年以上前は、ろうそくの上部に頭の形をした岩石がありましたが、雨や風などの風化作用によって頭部が取れてしまい、・・・。 ⇒⇒⇒ つづき

地質等: たくさんの礫を含んだ凝灰岩です。

椿の白岩(つばきのしらいわ)

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いわれ: 男鹿市船川港椿に所在するこの岩は、江戸時代の紀行家である菅江真澄が、紀行文『男鹿の秋風』で図絵とともに記録しています。 菅江真澄は、江戸時代、三河国・・・。 ⇒⇒⇒ つづき

地質等:白岩は凝灰岩でできています。 様々な風化浸食作用を受け、まるでバニラアイスクリームをスプーンで削り取ったような形を成しています。 約2,100万年前の海底火山活動・・・。 ⇒⇒⇒ つづき

鬼の洗濯岩(おにのせんたくいわ)

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いわれ:波による浸食作用によって、比較的固い地層はあまり削られずに残った結果、巨大な洗濯板のような形に見えたことから、当地域を代表する文化である「男鹿のナマハゲ」・・・。 ⇒⇒⇒ つづき

地質等: 海岸一帯は「日本の渚・百選」にも選ばれている美しい海岸で、浅瀬が沖合へ200~300mの幅で広がっています。 この浅瀬は、褶曲を伴う泥岩層の波食台であり、・・・。 ⇒⇒⇒ つづき

小豆岩(あずきいわ)

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いわれ: 海岸線約1.5kmにかけて200mほど沖までの浅瀬(波食台)が続く鵜ノ崎海岸に、小豆岩と呼ばれる球体の岩石が点在します。 常時は海底にあるこの岩は、男鹿半島の・・・。 ⇒⇒⇒ つづき

地質等: 小豆岩は、カルシウムやマグネシウムなどの炭酸塩鉱物を含んだ、泥灰岩のノジュール(球体の岩石)と言われています。 泥灰岩は粘土質の成分と石灰岩との中間的な・・・。 ⇒⇒⇒ つづき

鬼の隠れ里(おにのかくれざと)

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いわれ: 重要無形民俗文化財「男鹿のナマハゲ」に代表される男鹿半島には、多くの「鬼」に関する名称が岩につけられています。 鬼の隠れ里は大きな岩を積み上げたような地形に・・・。 ⇒⇒⇒ つづき

地質等: 寒風山第一火口南西端に位置します。 粘性の大きい安山岩質溶岩が地上に押し上げられたときにできた「火山岩尖(スパイン)」という溶岩ドームの一種です。 重力に耐え・・・。 ⇒⇒⇒ つづき

周辺のジオサイトや観光地
男鹿半島・大潟ジオパーク
 これら17の奇岩は、男鹿半島・大潟ジオパークの男鹿半島エリアを構成するジオサイトです。

☆観光地
 ・ナマハゲ伝説の残る重要文化財「赤神神社五社堂
 ・重要無形民俗文化財「男鹿のナマハゲ」を学び、体験できる「なまはげ館」や「男鹿真山伝承館
 ・青の砂利が敷き詰められたような「青砂海岸」
 ・寒風山

交通概要

☆公共交通(男鹿半島南部)
 鉄道: JR男鹿線の「男鹿駅」下車。 秋田中央交通バス「男鹿南線」に乗車します。下車駅は、それぞれの奇岩のページを参照してください。

☆公共交通(男鹿半島北部)
 鉄道: JR男鹿線の「羽立駅」あるいは「男鹿駅」下車。 秋田中央交通バス「男鹿北線」に乗車し、「湯本駐在所」で下車。 男鹿市自主事業運行バスの「入道崎線(秋田観光バス)」に乗り換えてください。下車駅は、それぞれの奇岩のページを参照してください。 なお,「鬼の隠れ道」は、男鹿北線の「温泉中央」で下車です。

注 桜島,大桟橋,舞台島へは路線バスがありません。それぞれの奇岩のページを参照してください。

記事,引用情報,お断り

【記事】
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【引用情報】
 国土地理院 >
   地理院タイル(地形図,5m・10mDEM)
   国土地理院利用規約

【お断り】
 奇岩の地図は「奇岩近傍の三次元地形イメージ」に変更しました。
 地形図については,地図検索のページをご覧ください。