ゴジラは知床にも上陸したのだ 類型:怪獣
  ゴジラ岩(ごじらいわ) 北海道斜里町ウトロ
1.謂われ、特徴、エピソード等
 知床半島の玄関口の一つであるウトロ漁港(ウトロ)の主とも言えるオロンコ岩に、相対峙して屹立しているのがこのゴジラ岩です。 
 東京タワー?を破壊するために進撃中、を彷彿とさせる立ち姿をしています。
 他の地域のゴジラ岩に比べてマイナーですが、地元では交通標識にも記載されているほど、メジャーなようです。
 なお、オロンコ岩の方角から見た時にしかゴジラに見えない、という情報もあるので見つける時には注意してください。
2.地形・地質の概要
 奇岩ゴジラ岩を含むウトロ漁港(ウトロ)周辺は、後期中新世-鮮新世(約700万年前~約170万年前)に噴火した火山岩で構成されています。 背後にある羅臼岳の溶岩が、約15万年前以降に噴出していることを考えると、随分と時代のギャップがあります。
 5万分の1地質図によると,ゴジラ岩周辺の地質名称は、安山岩質集塊岩となっています。 集塊岩とは、大小の岩塊を含む火山砕屑岩類の総称のことです。
 噴火してから少なくとも170万年は経過しているため、堆積後の差別侵食により現在の形になったのではないかと考えられます。
3.周辺の観光地やジオサイト

☆ジオサイト
 フレペの滝遊歩道: 知床自然センターの裏側から出発する整備された遊歩道で、不透水層岩盤の上から湧きだした地下水が、そのまま滝となっているフレペの滝まで行くことができます。 様々な野鳥やエゾシカに遭遇できますが、ヒグマも生息しているので、散策する場合は自然センターで最新の情報と留意点を聞くことをお勧めします。
 オシンコシンの滝: ウトロ漁港(ウトロ)から約6km斜里側の所にある落差約80mの滝。 遠音別岳(1330m)を源とするチャラッセナイ川が、オホーツク海に注ぐ手前で、オシュンコシュン粗粒玄武岩柱状節理の岩壁を滑り落ちています。 
  カムイワッカ湯の滝: 知床自然センター前から分岐する砂利道を、約11km進むとカムイワッカ川に出会います。 この河床からは、知床硫黄山由来の温泉が湧き出しているため、川水は暖かいのですが、強酸性のため衣類や履き物に注意が必要です。 また、道路は季節による通行規制があるので、事前の情報収集が必須です。
 なお、カムイワッカの河口にも滝がありますが、こちらはカムイワッカの滝と言って、この湯の滝とは別物です(川の水は同じです)。

☆観光地
 知床五湖高架木道: 知床五湖のうち第一湖までは、高架木道を通って一年中行くことができます。 核心部の第二湖~第五湖に行くには、地上遊歩道を進む必要がありますが、時期によりガイド付き有料、ガイド無し有料と無料の区分があるので、事前に確認してください。

4.交通
☆公共交通
 鉄道: JR網走本線の斜里駅で下車します。 斜里バスの知床線に乗車し約1時間のウトロ温泉バスターミナルで下車してください。 徒歩約200mで、本奇岩に到着します。
☆自動車
 国道244号を斜里まで進み、国道334号に入ります。 そのまま道なりに知床半島方面に進み、ウトロ集落の信号を左折します。

 ゴジラ岩の遠景。

今にも歩き出しそうなゴジラ。
5. 奇岩の地図
地図と写真の操作方法はこちら  奇岩の位置についてはこちら
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