時々,象の鼻が見えなくなります | 類型:その他(動物) | |
象島(ぞうじま) | 静岡県西伊豆町 |
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奇岩の写真 |
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朝日を浴びる象岩。 |
象島(左)。トンボロ現象で「瀬浜」が現れています。 |
象島(左端)。トンボロ現象で「瀬浜」が現れています。 |
いわれ,特徴,エピソード等 |
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静岡県賀茂郡西伊豆町仁科には,天然記念物の「天窓洞」という洞窟があります。 その沖合250mほどの所に,沖から「高島」,「中ノ島」,「沖ノ瀬島」と「象島」という,四つの島からなる「三四郎島*」が浮かんでいます。 「象島」は,象が地に腰をおろした姿に似ていることから名付けられました。 鼻の部分は「瀬浜」と呼ばれていますが,トンボロ現象によって干潮時には歩いて島まで行くことができます。 *見る角度によって3つにも4つにも島が見えることから総称して「三四郎島」と名付けられましたが,源平の昔「伊豆の三四郎」という源氏の若武者が隠れ住んでいたから,という説もあります。 |
地形・地質の概要 |
堂ヶ島周辺の白っぽい岩は,伊豆半島が太平洋の遥か南の海底にあった頃の火山活動により噴出した,デイサイトや流紋岩質で構成されています。 三四郎島は,マグマが冷えて固まる際に収縮してできた柱状節理が広く分布しています。 象島の,トンボロ現象: 訪れやすい2月~10月の日中に限定すると,干潮になるのは年間90日くらいあります(詳しくは,気象庁のウェブサイトを参照(田子港)してください)。 |
奇岩近傍の三次元地形イメージ |
「西伊豆海岸」の海上には,数多くの小さな島や岩礁が浮かんでいます。 船が入れるほどの「海食洞」の「天窓洞」から沢田公園にかけては,小さな島が数珠つなぎとなっていて,この列の中に,奇岩「亀岩」と「蛇島」が存在します。 「三四郎島」のうち,西伊豆海岸に近い奇岩「象島」と「中ノ島」にかけては,干潮時にのみ姿を現す「砂州(砂礫洲):トンボロ」が成長しています。 |
周辺のジオサイトや観光地 |
☆伊豆半島ジオパーク ★堂ヶ島・仁科港ジオサイト:堂ヶ島海岸の北と南エリアや浮島海岸,天窓洞など範囲が広いのが特長で,この奇岩「亀岩」も泳いで?います。 ☆観光地 |
交通概況 |
☆鉄道 ☆自動車 |
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