形といい色といい、やさしい目もある 類型:その他(動物)
  馬ロック(うまろっく) 静岡県西伊豆町

富士山を背景とした馬ロック

目をつむりながら,何かを食べているように見えます

展望台には「奇岩百景+」の登録パネルが掲示されています
1.いわれ、特徴、エピソード等

 伊豆半島の西海岸にある黄金崎公園の先端にあります。
 展望台からは、この奇岩が駿河湾に向かって雄大にたたずんでいる「馬の顔」のように見えます。

 土地柄、観光客が多く「馬によく似ているねー」という声が多く聞かれ、地元でもだんだん浸透しはじめました。

 昭和初期にはこのような形ではなかったそうです。

 長年波風にさらされ、又、鼻の部分は大きな崖崩れがあり今の形になったとのことです。

 馬ロックにお願いして馬券を買ったら当たった、というエピソードも聞かれました。

2.地形・地質の概要
 黄金崎やこの奇岩は駿河湾に面し、夕日で黄金色に染まる美しい崖で知られています。

 この崖の地層は海底火山の噴出物であり、後に温泉水や地熱の作用によって変質・変色したものです。

 1988年(昭和63年)に、静岡県から『黄金崎のプロピライト』の名称で天然記念物に指定されました。
 プロピライトとは、和名を変朽(へんきゅう)安山岩といい、安山岩や石英安山岩などが火山岩の熱水変質作用により生じた主として緑色の岩石で、黄金崎のプロピライトは、風化によって緑色が黄褐色に変色したものです。
 なお、プロピライトという岩石名は、最近殆ど用いられなくなりました。

3.周辺のジオサイトや観光地
伊豆半島ジオパーク
 この奇岩は、伊豆半島ジオパークの「西伊豆エリア」の「黄金崎ジオサイト」を構成するジオポイントの一つです。
 同じエリアには、次のようなジオサイトがあります。

 ★黄金崎ジオサイト: この奇岩「馬ロック」が走り廻った?黄金崎を中心とする範囲。
 ★堂ヶ島・仁科港ジオサイト: 堂ヶ島海岸の北と南エリアや浮島海岸、天窓洞など、奇岩「亀岩」も泳いで?います。
 ★岩地・石部・雲見ジオサイト: 千貫門、室岩洞、烏帽子山や石部の岩棚など。
 ★土肥金山ジオサイト: 土居金山と龕附(がんつき)天正金山。
 ★枯野公園付近ジオサイト: 海底火山の噴火にともなう水底土石流など。
 ★燈明ヶ崎・田子ジオサイト: 登録奇岩「イズら」も泳ぎ、「燈明ヶ崎遊歩道」から観察できる海底火山の断面などがお勧め。

☆観光地
 ★黄金崎クリスタルパーク: ガラスミュージアム(美術館)や体験工房などがあります。

4.交通
☆公共交通
 鉄道:伊豆箱根鉄道駿豆線の終点「修善寺」で下車。 東海バス「松崎行き」に乗車。 約1時間15分乗車した「黄金崎クリスタルパーク」で下車してください。 徒歩約7分で黄金崎公園に到着します。

☆自動車
 
東名自動車道「沼津IC」あるいは新東名高速道「長泉沼津IC」から伊豆縦貫自動車道(東駿河湾岸状道路)、伊豆中央道、修善寺道路及び国道136号を走行し、西伊豆バイパスの船原峠(土居峠)を超えて伊豆市土肥へ。 下田方面へさらに進み、西伊豆町宇久須集落を過ぎると黄金崎への分岐があります。

5. 奇岩の地図
 2019年9月:写真をリニューアルしました。