落ちそうで落ちない | 類型:伝説 | |
鯖くさらかし岩(さばくさらかしいわ) | 長崎県時津町 |
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奇岩の写真 |
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さばくさらかし岩の近景 |
さばくさらかし岩の遠景 |
いわれ、特徴、エピソード等 |
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アニメ「まんが日本昔ばなし」にも取り上げられたことのある、つぎのような話が伝わっています。 長崎県では有名な話です。 江戸時代、狂歌師蜀山人(本名、大田南畝)が その形と場所(時津町継石地区)から、「継石坊主(つぎいしぼうず)」と呼ばれることもあります。 |
地形・地質の概要 |
大村湾に注ぐ時津川中流部にある、高さ約20mの細長い巨岩の上に、直径約7mの球状の岩が乗っており、下から見ると今にも落ちそうに見えます。しかし,調査によると、この二つの岩は繋がっていないそうです。 地質は新第三紀の火山角礫岩(角閃石安山岩質といわれている)で、風化作用によって残された岩が、こけしのような形になりました。 |
奇岩近傍の三次元地形イメージ |
大村湾の最奥部である「時津港」の背後の地質は,新生代新第三紀中新世(約700万年前頃)~鮮新世(約500万年前頃)の「安山岩」や「流紋岩」などです。 これらを「時津火山岩類」としてまとめている資料も存在します。 本ページの地形・地質蘭に,この岩の地質が「角閃石安山岩質」とあるので, 時津火山岩類の資料を参照すると,更新世に活動した「長崎火山岩類」で,溶岩柱のように非常に硬い性質の岩石と思われます。 |
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引用情報,お断り |
【引用情報】 【お断り】 |
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